おはようございます。「三人しかいないのですか民主党」(今朝のよみうり時事川柳より)
生き生き箕面通信635(100831)をお届けします。
・小沢というブルドーザーで日本の針路を開け
突然、トロイカ体制への回帰が現実味を帯びてきました。そうなると、きょうの菅・小沢会談での政策合意の内容が焦点になります。
しかし、新聞の関心は、小沢氏の処遇がどうなるかだけに目が向き、今日、明日の紙面は「日本丸」の針路についてはほとんど取り上げない薄っぺらな紙面づくりになるのでしょう。
新聞は、口では「政策不在の争い」などと批判しますが、いざ政策に焦点を合わせる場面にくると、「誰と誰がどう動いている」といった政局の話にそらせてしまいます。新聞編集幹部のいびつなセンスと不勉強は目をおおうばかりです。編集幹部は、「政策は地味で売れない。ドロドロした人間模様の方がずっと読者に喜ばれる」という固定観念なのです。
今回の「親小沢」「反小沢」の構図のなかで見えてきたものがあります。それは、小沢グループの「マニフェスト重視」と、菅支持派の「マニフェスト修正」という明らかな路線の違いです。
小沢グループは、「子ども手当」などマニフェスト実施のためには巨額の財源が必要となり、勢い「大きな政府」となります。
かたや菅支持派は、これ以上借金をすれば子孫に過大な負担を押し付けることになり、世界からも見放されるので財政規律を守る、つまりできるだけ「小さな政府」でいくほかない、という立場です。
菅支持派は、「日米同盟は深化させる」と、ますます対米隷属路線を強化しようとしています。小沢グループは、発展の勢いめざましいアジアをとりわけ重視しようとしています。そのためには、日米関係を時代に見合った形へ見直すことが必要という立場。
新聞は、この二つの基本問題、つまり経済・社会政策の国内問題と、日米・アジアを中心とする国際問題を、どのように腹をくくって選択するか、そこにこそ全力をあげて紙面づくりすることが最大の使命のはずではないでしょうか。
ぼくは、小沢というブルドーザーを存分に働かさなければ、日本丸の針路は切りひらけないとまで思っています。”空き缶”路線では、沈んでいきます。断言できます。
生き生き箕面通信635(100831)をお届けします。
・小沢というブルドーザーで日本の針路を開け
突然、トロイカ体制への回帰が現実味を帯びてきました。そうなると、きょうの菅・小沢会談での政策合意の内容が焦点になります。
しかし、新聞の関心は、小沢氏の処遇がどうなるかだけに目が向き、今日、明日の紙面は「日本丸」の針路についてはほとんど取り上げない薄っぺらな紙面づくりになるのでしょう。
新聞は、口では「政策不在の争い」などと批判しますが、いざ政策に焦点を合わせる場面にくると、「誰と誰がどう動いている」といった政局の話にそらせてしまいます。新聞編集幹部のいびつなセンスと不勉強は目をおおうばかりです。編集幹部は、「政策は地味で売れない。ドロドロした人間模様の方がずっと読者に喜ばれる」という固定観念なのです。
今回の「親小沢」「反小沢」の構図のなかで見えてきたものがあります。それは、小沢グループの「マニフェスト重視」と、菅支持派の「マニフェスト修正」という明らかな路線の違いです。
小沢グループは、「子ども手当」などマニフェスト実施のためには巨額の財源が必要となり、勢い「大きな政府」となります。
かたや菅支持派は、これ以上借金をすれば子孫に過大な負担を押し付けることになり、世界からも見放されるので財政規律を守る、つまりできるだけ「小さな政府」でいくほかない、という立場です。
菅支持派は、「日米同盟は深化させる」と、ますます対米隷属路線を強化しようとしています。小沢グループは、発展の勢いめざましいアジアをとりわけ重視しようとしています。そのためには、日米関係を時代に見合った形へ見直すことが必要という立場。
新聞は、この二つの基本問題、つまり経済・社会政策の国内問題と、日米・アジアを中心とする国際問題を、どのように腹をくくって選択するか、そこにこそ全力をあげて紙面づくりすることが最大の使命のはずではないでしょうか。
ぼくは、小沢というブルドーザーを存分に働かさなければ、日本丸の針路は切りひらけないとまで思っています。”空き缶”路線では、沈んでいきます。断言できます。