おはようございます。
生き生き箕面通信283(090905)をお届けします。
・新聞ジャーナリズムはこれでいいのか
ぼくが購読している新聞の本日の朝刊トップは、読売が「官房長官に平野氏」、日経が「国家戦略相に菅氏有力」です。他にも人事がらみが多く、例えば「小沢と岡田の間がもめそう」だとか、「小沢に警戒」など小沢関連が目立ちます。
確かに、日本人は人事が好きです。だから、新聞記者は「人事のスクープ」に血道をあげてきました。そうした関心事は取り上げざるを得ないのです。しかし、バランスをとって、国の根幹に関わる「外交・安保」「財政再建」など、これからの「この国の形」づくりに欠かせない「考えるたね」の提供に力を入れてもらいたいのです。
「日本の借金時計」で検索すると、刻々、借金が増えていく借金の大きさに慄然とします。今朝このページを開いてから、今再度チェックすると、64万円増えていました。総額は864兆円余り。今年3月末が846兆円でしたが、財務省の推計では1年後には924兆円となるそうです。麻生政権のもとで、じゃぶじゃぶ補正予算を組みましたから、もっと増えるでしょう。財務省の少な目の見積もりでも1年間で78兆円の増です。消費税1%アップでは2兆円に相当するのですから、借金増加分をまかなうだけでも消費税は39%相当をアップする必要があることに
なります。もう「お手上げ」寸前です。
でも、日々の新聞にはそうした危機感は見られません。いわば「見てみぬ振り」です。あるいは偉大なる「鈍感力」。
国の安全保障についても、連立協議が進むこのときが、論議を盛り上げるチャンスのはず。アメリカをはじめ、中国、韓国など世界中が注目しています。「本当にアメリカ離れするのか」。ところが、日本の新聞には、そうした問題意識の紙面製作はあまり見られません。「なんとかなるやろ」ということでしょうか。偉大なる「鈍感力」。
「小沢が来るぞ。オオカミ来るぞ」などの紙面づくりをする暇があったら、ではどうしたら「世界に貢献できる日本」を考えようとしないのでしょうか。このノーテンキな平和がいつまでも続きますようにとこころから祈らずにはおれません。
生き生き箕面通信283(090905)をお届けします。
・新聞ジャーナリズムはこれでいいのか
ぼくが購読している新聞の本日の朝刊トップは、読売が「官房長官に平野氏」、日経が「国家戦略相に菅氏有力」です。他にも人事がらみが多く、例えば「小沢と岡田の間がもめそう」だとか、「小沢に警戒」など小沢関連が目立ちます。
確かに、日本人は人事が好きです。だから、新聞記者は「人事のスクープ」に血道をあげてきました。そうした関心事は取り上げざるを得ないのです。しかし、バランスをとって、国の根幹に関わる「外交・安保」「財政再建」など、これからの「この国の形」づくりに欠かせない「考えるたね」の提供に力を入れてもらいたいのです。
「日本の借金時計」で検索すると、刻々、借金が増えていく借金の大きさに慄然とします。今朝このページを開いてから、今再度チェックすると、64万円増えていました。総額は864兆円余り。今年3月末が846兆円でしたが、財務省の推計では1年後には924兆円となるそうです。麻生政権のもとで、じゃぶじゃぶ補正予算を組みましたから、もっと増えるでしょう。財務省の少な目の見積もりでも1年間で78兆円の増です。消費税1%アップでは2兆円に相当するのですから、借金増加分をまかなうだけでも消費税は39%相当をアップする必要があることに
なります。もう「お手上げ」寸前です。
でも、日々の新聞にはそうした危機感は見られません。いわば「見てみぬ振り」です。あるいは偉大なる「鈍感力」。
国の安全保障についても、連立協議が進むこのときが、論議を盛り上げるチャンスのはず。アメリカをはじめ、中国、韓国など世界中が注目しています。「本当にアメリカ離れするのか」。ところが、日本の新聞には、そうした問題意識の紙面製作はあまり見られません。「なんとかなるやろ」ということでしょうか。偉大なる「鈍感力」。
「小沢が来るぞ。オオカミ来るぞ」などの紙面づくりをする暇があったら、ではどうしたら「世界に貢献できる日本」を考えようとしないのでしょうか。このノーテンキな平和がいつまでも続きますようにとこころから祈らずにはおれません。