生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信306 ・再びお願い「景気対策を最優先に」

2009-09-28 06:26:36 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信306(090928)をお届けします。

・再びお願い「景気対策を最優先に」
 今日は自民党の総裁選が行われます。古い自民の体質を引きずる谷垣禎一氏か、あるいは「小さな政府」を掲げる河野太郎氏が勝つか、注目しています。

 というのも、河野氏が勝てば、鳩山政権との論戦が、本来の政治の対立軸をめぐって、「本来あるべき姿」に正常化されると期待できるからです。

 河野氏は自ら「小さな政府の保守本流をめざす。全国的にみれば河野太郎が自民党の真ん中にいる。(だから、総裁選で破れることがあっても党を割ることはしない)」と強調してきました。河野氏は「改革を進め、民間経済の活力を活性化させる政策によって日本をよみがえらせる。小負担小福祉の自己責任の道しかない」と、自分の基本方針を明確にしました。大筋においては、うなずける点もあります。

 しかし、小負担小福祉でいくべきか、「中負担中福祉」あるいは「高負担高福祉」かとなると、ぼくは後者、それも「高負担高福祉」でいくべきと考えます。モデルはフィンランドなど北欧諸国の国づくりです。

 それにしても、高福祉に耐える家計がなければ成立しません。結局、経済の活性化を計ることが大前提になります。こうした観点からみると、鳩山政権の経済対策に対する取り組みはきわめて「おぼつかない」と評せざるを得ません。

 政権交代は「平成維新」にあたるとみますので、新たな枠組み作りにはそれなりに時間がかかるでしょう。ただ、本気で経済対策策定に知恵を絞っているかとなると、怪しく感じられるのです。鳴り物入りの「国家戦略局(室)」は何をしているのか。開店休業のように見えます。藤井裕久財務相は、期待したほどの動きを見せてくれません。前政権の補正予算の見直しに時間を取れています。いわば枝にとらわれて幹がないがしろになっている。あるいは木にとらわれて森が大切にされていません。

 経済を活性化し、企業を元気にして、なかでも”日本の宝”の中小企業を元気にして、雇用の場を広げなければ、日本は元気になりません。新政権発足時にも「お願い」しましたが、やきもきしながら再度「景気対策を最優先に」とお願いします。