生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信304 ・民主党政権の先行き占う普天間基地移設の対応

2009-09-26 13:40:14 | 日記
おはようございます。今朝も空気はさわやか、日本は平和です。
生き生き箕面通信304(090926)をお届けします。

・民主党政権の先行き占う普天間基地移設の対応
 鳩山首相は国連演説で「日本は核廃絶の先頭に立つ」「世界の指導者は広島、
長崎を訪れていただきたい」と、宣言と提案をしました。これまでに日本の首相が当然すべきであった主張です。それが今頃になってようやく、初めて行われたということ自体が問題ですが、それはさておきとりあえず「あっぱれ」です。

 しかし、「核廃絶の先頭に立つ」とは、具体的に何をすることなのか。まず自分ができることから始めて実績を積み重ねることが、説得力を持つことにつながります。

 そこで、沖縄の普天間米軍基地の辺野古への移設問題にどう対処するのか。オバマ大統領の11月下旬の訪日までになんらかの結論を出さなければなりません。すでに米側からも下準備の要人が訪れています。ゲーツ国防長官も訪日します。

 いま、アメリカから聞こえてきているのは、反米3点セットとして①インド洋での給油活動の停止②日米地位協定の見直し③普天間基地移設を柱とする在日米軍
再編の白紙撤回、が上げられ、水面下ではアメリカの”恫喝外交”が繰り返されて
います。イラク戦争開始時には「ショー・ザ・フラッグ」(戦場に自衛隊の旗を)と脅され、唯々諾々として従ってきたのでした。

 「核廃絶」は「世界の平和構築」という理想をめざすところに大きな意義がある
のですから、「平和構築」に貢献する政策実現を世界は見ています。そこで世界に
例のない占領状態ともいえる米軍基地をどうするのか。アメリカの”ポチ政策”を
続けながら、世界に平和を訴えても説得力はありません。

 「アメリカに守ってもらうのだから、米軍再編成に協力すべきだ」という意見もあります。自民党が進めてきた政策です。仮に百歩譲ってそうだとしても、「ではそれを沖縄に押し付けておいていいのか」という問題があります。「あなたの都、道、府、県に基地を持っていってもいいですか」となれば、ほぼ100%「ノー」です。

 環境的に見ても、辺野古のあのきれいな海は人類の財産です。人間が勝手に埋め立てて破壊することは許されない。

 ではどうするのか。ぼくは、アメリカに守ってもらうのではなく、日本が自分の国は自分で守るという「自立」のハラを固めることが先決だと考えます。つまりは憲法9条の文字通りの実施です。21世紀の理想に向かって進むことが「日本を守る」ことにつながるのだという信念を持つことが、改めていまこそ重要だと信じます。やってみようではありませんか。