おはようございます。
生き生き箕面通信285(090907)をお届けします。
・自民党は首班指名に「麻生?」「白紙?」
「首班指名を行う来週の特別国会に、どう臨むのか」、その対応策で自民党の混乱が続いています。自民党には結局、「この国の形」をこうしていこうと真剣に考えるハラの据わったリーダーが一人もいないという実体を白日の下にさらしてしまいました。
首班指名は、国会議員にとって、最も重要な政治的行為のひとつです。有権者は、国のリーダーを直接選べません。そのかわりとして、代議員制度を取っているわけですよね。だから、有権者に代わって、国の指導者をどうするか、有権者の前にきちんとした考えを示す義務があります。
ところがいまのままでは、「麻生で投票するしかないだろう」「いや、辞めるといっている人間に投票するのはおかしい。白紙だろう」という議論で進んでいるようです。
石破茂農水相は「白紙もおかしい。時間がないから自民党の代表が決められないまま首班指名に臨むことは、国会議員としての職務放棄に等しい」と主張しています。ここはどうみても、石破さんが正しいでしょう。そうした正論が直ちに多数を占めるエネルギーがないところに、自民党の政党としての命脈が尽きた証拠が見られるのではないでしょうか。
前回の総裁選では、にぎやかしに全国遊説してまわった候補者たち、石原伸晃、小池百合子、谷垣貞一、石場茂、あるいは枡添要一なども「立候補しない」という。「負け野党」の党首などは「損」ということのようです。国民のために身を捨てても政治家としての務めを全うするという気概の片鱗もありません。あるのは自分の損得勘定だけ。自民党はいつからこんな情けない党に堕してしまったのでしょうか。
ことわざに「貧すりゃ鈍する」といいます。貧乏になると生活苦のためにあくせくして、利口な人でさえ愚鈍になるの意とあります。英語では”Poverty demoralises”(貧困はやる気を失わせる)
二大政党制は、対立するきちんとした対抗政党がなければ不健全、かならず弊害が出ます。自民党にはしっかりしてもらわなければなりません。
生き生き箕面通信285(090907)をお届けします。
・自民党は首班指名に「麻生?」「白紙?」
「首班指名を行う来週の特別国会に、どう臨むのか」、その対応策で自民党の混乱が続いています。自民党には結局、「この国の形」をこうしていこうと真剣に考えるハラの据わったリーダーが一人もいないという実体を白日の下にさらしてしまいました。
首班指名は、国会議員にとって、最も重要な政治的行為のひとつです。有権者は、国のリーダーを直接選べません。そのかわりとして、代議員制度を取っているわけですよね。だから、有権者に代わって、国の指導者をどうするか、有権者の前にきちんとした考えを示す義務があります。
ところがいまのままでは、「麻生で投票するしかないだろう」「いや、辞めるといっている人間に投票するのはおかしい。白紙だろう」という議論で進んでいるようです。
石破茂農水相は「白紙もおかしい。時間がないから自民党の代表が決められないまま首班指名に臨むことは、国会議員としての職務放棄に等しい」と主張しています。ここはどうみても、石破さんが正しいでしょう。そうした正論が直ちに多数を占めるエネルギーがないところに、自民党の政党としての命脈が尽きた証拠が見られるのではないでしょうか。
前回の総裁選では、にぎやかしに全国遊説してまわった候補者たち、石原伸晃、小池百合子、谷垣貞一、石場茂、あるいは枡添要一なども「立候補しない」という。「負け野党」の党首などは「損」ということのようです。国民のために身を捨てても政治家としての務めを全うするという気概の片鱗もありません。あるのは自分の損得勘定だけ。自民党はいつからこんな情けない党に堕してしまったのでしょうか。
ことわざに「貧すりゃ鈍する」といいます。貧乏になると生活苦のためにあくせくして、利口な人でさえ愚鈍になるの意とあります。英語では”Poverty demoralises”(貧困はやる気を失わせる)
二大政党制は、対立するきちんとした対抗政党がなければ不健全、かならず弊害が出ます。自民党にはしっかりしてもらわなければなりません。