おはようございます。
生き生き箕面通信286(090908)をお届けします。
・鳩山ショックが炸裂
「2020年までに1990年比25%削減を目指す」――鳩山由紀夫・民主党代表は昨7日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、日本の温暖化ガス削減の中期目標についてこのように表明しました。この発言はただちに世界中に伝えられ、高い評価で迎えられた反面、足元の日本では産業界から厳しい反発が出てきました。経済界は「選挙中は高い政権公約を掲げていても、実際に与党として政治を動かしていく段階では”現実的”になるだろう」とタカをくくっていただけに、”鳩山ショック”が炸裂して始めてわれにかえった感じのようです。
日本という「この国の形」は、環境大国を掲げましょう。「地球環境の改善について、世界のリーダーとなる」――これは日本にとって、それ以外の「この国の形」は考えられないほど明瞭な目標ではないでしょうか。時代の転換期にあたっては、痛みは必然です。しかし、痛みに耐えて乗り切ったとき、その先に「希望の持てる時代」が期待できるなら、敢然と挑戦しようではありませんか。
実は、日本が「25%目標」を達成したとしても、あるいは世界が高い目標を掲げてそれを達成したとしても、もう手遅れかもしれません。地球の温暖化は、すでに後戻りがきかない段階に入ってしまっているようなのです。第一、基準年となる「1990年レベル」の温暖化ガス排出なら地球が救われる補償など全くありません。地球の滅びが多少先送りできる程度の話です。
しかし、それでも挑戦しましょう。いまの「物質的に豊かな暮らし」を求める人間のあり方を根本的に転換し、「精神的に豊かな暮らし」をめざすしか「人間としての尊厳」を保持できる道は残されていないはずだと認識する必要がありそうです。日本は、2009年後半の政権交代のこの時期をとらえ、「旗を揚げよ」と主張します。
生き生き箕面通信286(090908)をお届けします。
・鳩山ショックが炸裂
「2020年までに1990年比25%削減を目指す」――鳩山由紀夫・民主党代表は昨7日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、日本の温暖化ガス削減の中期目標についてこのように表明しました。この発言はただちに世界中に伝えられ、高い評価で迎えられた反面、足元の日本では産業界から厳しい反発が出てきました。経済界は「選挙中は高い政権公約を掲げていても、実際に与党として政治を動かしていく段階では”現実的”になるだろう」とタカをくくっていただけに、”鳩山ショック”が炸裂して始めてわれにかえった感じのようです。
日本という「この国の形」は、環境大国を掲げましょう。「地球環境の改善について、世界のリーダーとなる」――これは日本にとって、それ以外の「この国の形」は考えられないほど明瞭な目標ではないでしょうか。時代の転換期にあたっては、痛みは必然です。しかし、痛みに耐えて乗り切ったとき、その先に「希望の持てる時代」が期待できるなら、敢然と挑戦しようではありませんか。
実は、日本が「25%目標」を達成したとしても、あるいは世界が高い目標を掲げてそれを達成したとしても、もう手遅れかもしれません。地球の温暖化は、すでに後戻りがきかない段階に入ってしまっているようなのです。第一、基準年となる「1990年レベル」の温暖化ガス排出なら地球が救われる補償など全くありません。地球の滅びが多少先送りできる程度の話です。
しかし、それでも挑戦しましょう。いまの「物質的に豊かな暮らし」を求める人間のあり方を根本的に転換し、「精神的に豊かな暮らし」をめざすしか「人間としての尊厳」を保持できる道は残されていないはずだと認識する必要がありそうです。日本は、2009年後半の政権交代のこの時期をとらえ、「旗を揚げよ」と主張します。