水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1296」

2017-06-02 18:44:07 | Weblog



カルテ番号 わ・9(33)

洋子は本当に明るくなった。
陰をまとっていたから、注目されないタイプだった。
女性は誰でも明るくなるだけで美人になる。
元々が美人の類でもあった。
それが一気に華開いた。
まるで別人のようになっていた。

「先生、今日はありがとうございました。
来週も予約お願いできますか?
ここに、先生のところに通いたいのです」
洋子は言葉に精一杯の想いを乗せて言った。
まるで疑似恋心とでもいうのだろうか。
異性としてではないが、やっと逢えた相手だと思っていた。

院長は優しく、親しげに言った。
「はい、お待ちしています。
その時は、また別のお話しがあります。
少し特別な内容になると思います。
そういう出来事を覚悟、あるいは期待していらして下さい。
多分、渡部さんなら受け入れてもらえると思っています。
渡部さんが今感じている事と関係あると思いますから」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
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