水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1322」

2017-06-28 19:59:48 | Weblog



カルテ番号 わ・9(59)

洋子が落ち着いた頃、院長は言った。
「どんな状況からであれ、亡くなってしまった人。
満足して旅立つのは少ないでしょうね。
まして本来の寿命よりも短くなってしまった場合。
心残り、残念があると思います。
生きているのは貴重だと思っているでしょう。

過去に死の淵まで行くと、生の世界が違って見えます。
綺麗事だけの素晴らしさだけではないけれど・・・
言葉にすれば、素晴らしい事としか表現できない。
苦しい事、辛い事、悲しい事を含め、素晴らしい事。
渡部さん、私もあったのですよ。
死の淵かどうか判りませんが、近くは間違いない。

今は少しだけ解ります。
生きている事自体が、素晴らしい事だと。
愉しい事や嬉しい事、悲しい事、辛い事、苦しい事。
それは・・・服みたいなものです。
裸の本体は、生命という素晴らしいものです。
渡部さん、生きていて、おめでとう」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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