水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1310」

2017-06-16 21:54:30 | Weblog



カルテ番号 わ・9(47)

洋子は少し首を傾げて口をはさんだ。
「数少ない仲間なのに、出会えても親しくしないのですか?
それなら、いつも独りぼっちじゃないですか?」
院長は答えた。
「そうなのです。
通常は独りぼっちで、長い年月を過ごします。
長寿は淋しさを常に背負って生きています。

それには長寿である理由があるのです。
種に一定割合存在するのは何故か?
それは長生きの経験を活かす必要が時々出るからのようです。
種の存亡に関わるような出来事が起きた時ですね。
その種が生き延びられるように手助けする役割のようです。
魚には魚の、熊には熊の長寿族が必要なのですね。

そして長寿族同士が集まってしまうと、危険性は高くなります。
例えば地震とか火山噴火とかの天変地異の場合などですね。
それぞれがバラバラだから、生き延びられる可能性が高い。
長寿族は独りぼっちで淋しいけれど、集まるわけにはいかない。
それは磁石の同極同士のようです。
磁石だから、同じ磁石は判る。
でも同極だから、近寄れない、そんな感じです」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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