カルテ番号 ひ・7(17)
院長は何故か嬉しそうだった。
「不思議現象だろうが、稀な出来事だろうが同じ。
大切なのは、その時、自分の心が平静である事だと教わりました。
そして、それはとても、とても大切なポイントだと思いました。
落とし穴や下り坂を避けるポイントなのです。
珍しい出来事は、普段の生活の中のラッキーな一コマとして扱う。
特別な世界にしないのが大切なのです」
樋口新太郎も自分が特別だとは思わなかった。
「特別とは思っていませんが、あれは何だろうと・・・」
すると、院長は嬉しそうに
「世の中、そういう事もあるのですねぇ」と言った。
そして続けた。
「何だか解らないけど、綺麗ならラッキーと受け止めて下さい。
それが、ラッキー側に近づくコツのようですよ」
稀な現象、不思議現象は、落とし穴になるか、ラッキーになるかの分かれ目。
そして、それを特別と思い、追いかけたり、意味を求めると、落とし穴。
解らないまま、受け止め、ラッキーとだけ思えば、幸運側。
なるほど。
何かの分岐点の仕組みは、そんな風になっているのか。
つい、意味を探ろうとするのは、つまずく元なのか。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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