カルテ番号 あ・28 5度目(4)
「ちょっとした気まぐれよ」
愛田恵子はそう言った。
それでも本当のシンクタンクが出来上がりつつある。
通常、シンクタンクといわれるものはある目的を意図した頭脳集団だ。
目的を達成するための歯車や部品として集められる。
そこには自由な発想は生まれない。
自由な発想から楽しさは生まれ、それが幸せに通じるのだ。
愛田恵子の会員制サロンは日本のトップシンクタンクになるだろう。
だが、それは大きな勢力の目に止まる。
利用されるか、さもなければ弾圧される。
自由は既存体制にとっては、危険な規制対象なのだ。
「愛田さんにとっては気まぐれでも、やがてうるさくなりそうですね」
「そうなのよ。寿命が短い老人はセッカチに手を出したがるのよ」
愛田恵子にとっては、政財界を動かす大物も単なるセッカチな老人だ。
本当は愛田恵子が一番年上なのだが・・・
「その前に次の手を用意するのに、センセーの意見を訊きに来たの」
さすがに経営者はタダで遊びには来ない・・・
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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