第六章(5)
舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減
「不生不滅」の通常訳がある。
この世の全ての法則は空(相)である、という訳の続きだ。
「新たに発生もせず、滅することもない」
つまり「空は絶対」としている。
「絶対」は誰にも確かめられないのに。
この世のモノは生物も非生物も「絶対」じゃない。
新たに生まれ、必ず滅亡するのだ。
魂や法則を「絶対」と言われても確かめられない。
認識では色も受相行識も「絶対」ではない。
言うのは自由だけど、言っても意味がないのだ。
聞いていても、納得できないのだ。
「生まれる事もあるし、滅亡する事もあるさぁ」
これなら、誰でも納得して聞いていられる。
色も受相行識も変化する事を毎日確かめている。
話というのは、納得できて次の話が聞けるのだ。
意味がわからなければ、話など聞かない。
「食い物でも探しに行くかぁ~」となる。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)