第七章(1)
是故空中無色 無受想行識
「是故空中無色」の直訳。
「それ故、空の中には色(世界)が無い」
そりゃ、変だな。
「色即是空・空即是色」と矛盾する。
マジメに直訳すると、自分で自分の首を絞める・・・。
ゲンちゃん(玄奘)は優しいオッサンだ。
マジメに直訳してはならないよ、と示してくれている。
心に余裕が無いと身動きがとれなくなる、と教えている。
遊び心が心経にはちりばめられているのだ。
それは、大切な宝でもある。
心経を解くポイントでもありヒントでもある。
ここから「無」の連続が続く。
「無」をどう扱うか?
それが、心経を解く愉しさでもある。
ゲンちゃんは、魅力的なオッサンであり、
同時にイタズラ坊主なのだ。
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