読んでいて、恐ろしいと感じました。自分の子育ての時には無くて良かったとさえ思います。
電車に乗っても、昔は新聞や文庫を読んでいた人たちも、ほとんどがスマホの画面を見ています。何を見ているのかと覗き込んでみると、圧倒的にゲームかSNSをしている人が多いですね。寸暇を惜しんで本を読むのは時代遅れなのでしょうか。
このスマホ、その依存性はアルコールやドラック並みだそうで、なかなか抜けれない。お母さんが育児よりスマホに集中して、「スマホ・ネグレクト」や「プチ虐待」が原因の愛着障害が子どもたちに発生し、感情の抑制がきかない子が増えています。子どもが2歳までの間では、お母さん、お父さん、そして、保育所の先生などが、子どもにとっての「心の安全基地」になる必要があるべきですが、依存は進む一方です。
「ネットショッピング、コンビニ、SNS・・・・、すべてが『手軽』に手に入れることができるようなった快適・便利な世の中で、唯一、『思い通りにいかないもの』『生臭く、不便なもの』の代表が、子育てと介護です。」
アルコールやドラックよりも身近にあり、楽しめ、人とつながって入れるスマホが手の中にある現状から、お子さんの愛着障害傾向チャックやネット依存のスクリーニングテストなどを付記し、育児の提案、子どもや大人への依存への対応策が記載されています。
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは自分の子どもたちにテクノロジー機器の使用制限をしていたということを知れば、えらい罪深いモノを創ったんやなぁと思います。
『スマホ依存の親が子どもを壊す』(諸富 祥彦著、宝島社、本体価格1,200円)
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