あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

いやぁ絶品だぁ~

2010-02-12 19:21:39 | 

昨日から、

汐のなごり

を読み始めました。江戸時代の酒出藩の水潟という地を舞台にした短篇集。2つ目まで読みましたが、絶品です!表現の豊かさが映像を呼び、

「海上神火」(一つ目の短編の題名)の男と女の情景、

「海羽山」(二つ目の短編の題名)の飢えに苦しむ一家の契り、

を凄いタッチで書かれています。本来ならとてもとても重苦しいテーマですが、明るく読めるのはなぜでしょう?

著者の北重人氏は昨年お亡くなりになっていると知り、非常に残念です。今から帰って続きを楽しみます。

コメント
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