アバウトなつぶやき

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生活と芸術-アーツ&クラフツ展

2009年06月27日 | かんしょう
 水曜日、shioちゃんと一緒に愛知県美術館で開催中の
生活と芸術-アーツ&クラフツ展を観て来ました。

 この展覧会は副題に「ウィリアム・モリスから民芸まで」とあって興味津々。
 ウィリアム・モリスは産業革命以降、工業化によって大量生産が進む一方で失われていく労働の喜びや手仕事の美しさを取り戻そうとしました。
 生活と芸術の一致というデザイン思想の元、自らもデザインに取り組みつつ職人と共に組合(ギルド)を組織して、その運動を実践した思想家です。
 ウィリアム・モリスと共に働いた職人は、自らの仕事に誇りを持って取り組めたといいます。

 ウィリアム・モリスは、その名を知らなくても彼のデザインしたパターンをどこかで一度は目にした事があるはずです。

ウィリアム・モリスデザインのステーショナリーショップ



 今までワタクシはウィリアム・モリスに「美しいパターンの壁紙やファブリックをデザインした人」というイメージしか持っていませんでしたが、今回の展覧会を観てウィリアム・モリスはその思想・そしてその実践をしたということ自体が素晴らしいのだと感じる事ができました。

 また、ヨーロッパ、ロシア、そして日本という世界中のアーツ&クラフツ運動における作品が一同に会していることで、世界各地で技術の革新が目覚しい時期だったということを実感しました。
 
 現在、手作りの品だけでなく工業製品にも洗練されたデザインのものや作り手のこだわりを感じるものはあるとワタクシは思っています。
 でも、それはこういった運動があったからこそ享受できるのかも知れませんね。

 この展覧会は8月16日まで。お盆休みまでにお暇があれば、ぜひ。

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私信:アルベルト様
 メール送りました。ご確認下さい。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イングランドチック (アルベルト)
2009-06-28 21:12:59
上記の壁紙を見ると、イングランドの郊外にあるおしゃれな民家に使われていそうな感じを受けます。

日本も趣は違いますが、手仕事の美しさや労働の喜びかが尊ばれた国であったはずです。

こういう思想が、もっと大事にされるといいですね。

私信:i-boshi様へ メール拝見しました。
         返信もさせて頂きました。
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★アルベルトさま (i-boshi)
2009-06-29 00:32:11
そうですね(^^)日本もそうなんですよね。
だから、この展覧会では日本の運動も紹介されてました。
こういう思想が大事ってのは、マクドナルドのハッピーセットを見るにつけしみじみ思いますねぇ。
もらったおもちゃがゴミになっていくのが耐えられん(泣)

メール、ありがとうございました。
確認事項がございますので、再度メールのチェック、お願いしますm(__)m
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はがき届きました (しろうた)
2009-06-30 09:31:24
ウイリアム・モリスの素敵な葉書をありがとう。昨日、とどきました。

民芸って、芸術じゃないんだよね。生活なんだよね。直接関係はないけど、小林秀雄の「美しい花がある。花の美しさというものはない」という言葉を思い出します。生活即芸術なんだと思う。(芸術即生活とはすこし違うような気がする)

先日は、うちの長男とたっぷり遊んでくれて感謝! 長男は「i-boshiさんにまた虫のことを教えてもらうんだ♪」と楽しみにしています。次男は日曜で二カ月になりました。お中元のハムみたいに太っています。ボンレスくんもまた遊んでやってください。マジで助かります!

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★シロウタ (i-boshi)
2009-06-30 23:16:25
私もこの前はありがとう。
お中元もらったようなもんだったわ。
あんなので遊んだうちなら、どんだけでも遊べるわ~。
ちょっとぐらいのお出かけなら、1人でも見れそうだよ。
今年の夏は、川行くかぁ?
三滝川で生き物を捕まえるのだ!

なお、次男くんは首が据わったらなんぼでも遊んであげます。それまでガンバレ。
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