アバウトなつぶやき

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じばさん三重

2007年07月27日 | じもと
 今日、ワタクシは午前中は仕事で、午後からは久しぶりの友人と会う約束がありました。そこで、チロちゃんがうちの長男をじばさん三重で開催中の「夏休み小学生じばさん講座」へと連れて行ってくれました。

 「じばさん」=「地場産業」。
 ココは県内(特に北勢地区)の産業を紹介・販売しています。
 今日は小学校4年生対象で体験学習が行われました。
 その内容は「萬古焼(皿)の絵付け」、「伊勢型紙のしおり彫り」となっていて、どちらも全国的に有名な産業です。
 しかし、両者ともその分野に長けた人には有名であっても、一般の人には馴染んでいないというのも事実だったりします。

 まず萬古焼。
 18世紀に始まる「古萬古」の流れを汲んでいますが現在は土鍋の生産が有名で、全国の7割以上の土鍋を生産しています。
 また、蚊遣り豚も有名で、この季節に見かける蚊取り線香のブタさんは萬古焼のものが全国的に出回っていますし、市内では蚊遣り豚のデザインコンクールも毎年開催されています。
 今日、長男たちは20cmのお皿に絵付けをさせてもらいました。
 出来上がりは来月なので、焼成時に割れてなければまたココでネタとして扱わせていただくと思います^^;

 そして伊勢型紙。
 和紙を加工したものを彫刻刀で色々な絵や模様に彫ったものを言います。
 今でこそ、その型紙自体を鑑賞する用途で彫られたりすることもありますが、本来は着物の布に柄や模様を染める時に使うものです。布の上に型を置き、染料で染めるのです。
 なんとその生産量は全国の99%とかで、京都や東京に運ばれているのだとか。
 着物業界で有名なのは知っていましたが、そんなに需要のあるものとは知りませんでした。(ひるひるちゃん、やってたもんね。ワタクシもやってみたいモノのひとつなのよ…)

 今日の体験ではしおりを制作。

 小学4年生が彫ったものならこんなものかな、と。
 なかなか雰囲気が出ています。

 ★伊勢型紙って本当はどんなのかな?と思った方はこちらをご参考に→伊勢型紙を扱ってるお店

 今、じばさん三重では開館20周年を記念して「地場産業フェア」を開催中。
 いろんなお買い得品も出てるようですから、足を運んでみてはいかがでしょう。ワタクシも近々、日永うちわ他、じばさん製品を物色に行こうかと思っております。