ゴミ拾いに挑戦してて、休み中だったけど再開しました

いつの間にか浜がゴミの山に。自分自身の健康のためにもゴミ拾いを始めました。引っ越し先から戻ってきてゴミ拾い再開しました。

ホタル

2009-06-26 23:29:45 | Weblog
川崎にも自然の蛍が生き残っている所があります。
養殖、放流するなどはしていません。
蛍のいる谷戸の自然環境を守る事で蛍を守っています。
そこでの蛍鑑賞は、懐中電灯の光も禁止、携帯電話の光さえ蛍の
繁殖の邪魔になるので遠慮してもらっています。
写真撮影も前面禁止です。
蛍は大事にされています。
勿論、捕って帰るなんて論外です。

見に来る人達もここの蛍を守るために協力してくれる人がほとんどです。
ほとんどですが、中にはガードマンさんに注意されても
知らんふりをして三脚持ってカメラ持って来る人もいるそうです。

川崎の夜の空は明るいです。
目が慣れると懐中電灯の明かりが無くても森の中を歩けます。
決して漆黒の暗闇ではりません。
しかし、明るい夜に慣れた人々には充分暗闇でしょう。
蛍を見に来る人達は暗闇の中を歩く経験なんてしたことがあるのでしょうか。
そんな経験が無い人が殆どで不安かもしれませんが、それでも懐中電灯を消してくれます。
蛍のために。
そして、蛍を見るために。
明るい光を見た目では蛍の光は見えないので。
そこには蛍はチラホラいるだけで、とても乱舞などとは程遠いものです。
けれどこの谷戸が養える蛍の数はこんなものなのではないでしょうか。
暗い森の中に蛍の光を見つけたとき、みんな嬉しそうに声をあげます。
蛍のはかない光は、この静かな暗闇の中でこそ美しいのだと思います。

私の故郷、徳島県には蛍が天然記念物に指定されている所があります。
行きたいとは思っていましたが、まだ行ったことがありません。
凄い数の蛍が乱舞しているそうなので、さぞ蛍は守られているのだろうな
と思ったら、案外そうでもありませんでした。
ネットで見る限り、野放し状態みたいです。
蛍見物のマイカーが押し寄せてきてヘッドライトの光害。
蛍祭りで明々と電気のついたイベント会場。
ええ?こんなでいいのかな??
蛍は強い光に弱いはずじゃなかったのかしら??
川崎の蛍みたいに細々と命をつないでいる状態じゃないし
何千匹もいるから心配ないのかな???
蛍の生きていく環境はばっちり整っているから少々の事は平気なのかしら?
本当に大丈夫なの?
徳島に帰ったら、行ってみたいです。


私は田舎育ちの人間です。
だから蛍は珍しくはありませんでした。
けれど、どれだけ蛍のことを知っていたでしょうか。
実は蛍が成虫になってから1週間ほどしか命がない事も
成虫になってからは何も食べない事
お互いの光でオスとメスが相手を探す事
日暮れに光りだして9時前には飛ばなくなることなど
何も知りませんでした。
近所のおじさんが、車のハザードランプをつけていると
蛍が寄って来るんだよと教えられてもそんなものかと思っていました。
それが蛍にとってどんなに迷惑なことか分っていませんでした。
蛍のことは何も知らなかったと言ってもいいですね。