北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

君が勝て

2015-12-17 13:16:22 | 日記
こんにちは
一年目の毛利です。

冬練期間に入って、自分のポジションの難しさをさらに、感じることになりました。僕はCOXはスタッフというよりも、漕手と何も変わらない選手である、という意識をもっています。どうすれば傾きなく真っ直ぐ進められるか、どのようなボイスワークがその場で最も効果があるのか、今艇に何が起きているのか、毎回の乗艇ごとその役割に難しさを感じながらもやり甲斐を感じていました。

毎スタンバイごとに何らかの変化を起こしてみることで、その変化を自分が直に感じられていました。これは同じ艇にのっているCOXならではのことではないでしょうか?オールが水を固める瞬間、ラダーで艇を傾けてしまった瞬間、クルーの空気が一気に変わる瞬間…瞬間ごとに感じる驚きが僕を今ボートに惹き込んでいます。

ところが、冬練期間に入ってそうした感覚に触れることはできません。魅力は失われてしまいます。自分の起こせるアクションが限られてしまった、この時に本当に自分は「選手」として練習に取り組めているでしょうか。漕手と相対して、スタッフとしてではなく、コーチとしてでもなく、COXとして共に戦えているでしょうか。

思うのは、この期間は僕にとっても、やはりエルゴのようなものなのです。乗艇とは別物ですが、確かに乗艇につながっているのです。より分かりやすく、個人ごとに漕ぎをみることができます。それに従ってコールも落ち着いて行うことができます。知識を蓄える時間もあります。そして、なによりも漕手個人と向き合いやすくなります。
この期間にしか出来ないことはたくさんあります。

流水は腐りません。淀む水には芥が溜まります。マンネリのCOXワークほど気持ちが萎えるものはありません。下手をすれば無為に過ぎていってしまうこの毎日に、もっと己に変化を求めていくべきでしょう。勝ちを狙っていきましょう。

最後に。

最近お気に入りの瀬古の顔です。
彼の顔も毎日変革を起こしています。
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