春分と夏至のちょうど中間にあるのが立夏で、暦の上では夏の始まりとなる。立夏が過ぎると、「小満」に入る。今年は5月21日から6月5日までがその時期だ(現在の暦ではその初日を指す)。陽気が良くなって天地に気が満ち始め、万物が生き生きと成長し始める季節ということだ。小満は、麦が穂をつけるということで「麦秋至(むぎのときいたる)」ともいう。以前は、小満に田植えを始める習慣もあったのだそうだ。
「紅花栄(べにばなさかう)」「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」も小満を表す表現だ。ベニバナ油を採取したり、蚕(かいこ)が繭を作り始めたりと、生命力があふれて、実りに近づいていくという安心感で、少しだけ満ち足りるという意味だ。
ウメもそろそろ実をつける。本格的に出回るのは6月だが、いろいろな道具もそろえておきたい。青果店やスーパーの野菜売り場に、梅干しや梅酒づくりなどの道具のコーナーができるのもこの頃だ。ガラス瓶や、氷砂糖、ホワイトリカーなどが並んでいるのを見て、今年こそは自家製にチャレンジしようと考えている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「小満 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月21日)を引用
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「紅花栄(べにばなさかう)」「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」も小満を表す表現だ。ベニバナ油を採取したり、蚕(かいこ)が繭を作り始めたりと、生命力があふれて、実りに近づいていくという安心感で、少しだけ満ち足りるという意味だ。
ウメもそろそろ実をつける。本格的に出回るのは6月だが、いろいろな道具もそろえておきたい。青果店やスーパーの野菜売り場に、梅干しや梅酒づくりなどの道具のコーナーができるのもこの頃だ。ガラス瓶や、氷砂糖、ホワイトリカーなどが並んでいるのを見て、今年こそは自家製にチャレンジしようと考えている。
□南雲つぐみ(医学ライター)「小満 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月21日)を引用
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