スマートフォンの普及はめざましく、携帯電話を含めた契約台数は1億4,784台、一人当たり1台超となった(2015年3月末)。
普及すれば、健康への影響も増す。長時間使用により、じわじわとさまざまな健康破壊が進む可能性がある。
どんな健康破壊があり得るか。
(1)絶え間ないストレス
SNS(ライン、ツイッター、フェイスブックなど)利用の増加によるネットへの深い依存が原因であり、その深刻さはアルコールや薬物依存と同等と指摘する専門家もいる。
SNSを媒介に、監視、仲間はずれ、嫌がらせ、いじめなど友人関係の変化も見られる。ほとんどの子どもがいじめの体験をもつ、と見られている。
(2)整形外科的障害
指が変形する「テキスト・サム損傷」・・・・腱鞘炎の一種で、コンピュータ労働などで起きている職業病が一般の人たちの間に広がった。
首が変形する「ストレートネック」。
(3)視覚的障害
光や音の問題がある。四六時中、光を至近距離から見つめることによる影響だ。光を発する機器を見つめ続け始めたのはテレビからで、それにコンピュータ、スマホが加わった。
スマホでは、さらに遠くを見なくなることによる影響もある。
LEDが発する青い光も問題だ。この光の色は、メラトニン(脳の松果体で分泌されるホルモン)を抑制することが指摘されている。メラトニンは、生体リズムにかかわっていて、そのリズムに変調をもたらす可能性がある。また、LEDの青い光は網膜にダメージをもたらし、黄斑変性症の原因にもなる、とも見られている。
LEDが発する青い光は、特に赤ちゃんの眼への影響が大きい。親がスマホの画面を見せてあやしたり、赤ちゃんが親のスマホの画面を覗いているケースがけっこうある。眼の構造の基本は6~7歳くらまでにほぼ形成されてしまうから、スマホで子守などもってのほかだ。
(4)聴覚的障害
スマホで音楽を聴く人も多い。四六時中、イヤホンで大音量にして聞くと、聴覚障害が起きやすい。
(5)内臓への影響
電磁波による影響もある。人間の体内で、電気は重要な働きを行っている(心電図や脳波などは、体内の微弱な電流をキャッチして得られる)。バイオテクノロジーは、細胞融合や遺伝子組み換えなど、その電気を利用しているものが多い。
スマホの電磁波は、体内の電気をかき乱す。その影響は子どもほど大きい。
電磁波の影響の中でもはっきりわかっているのは、発癌性だ。世界保健機関(WHO)の専門機関である国際癌研究機関(IARC)は、2011年に、携帯電話が発する高周波の電磁波を「グループ2Bの発癌性の可能性がある」にランクした。
電磁波は、そのほかにも、脳内ホルモン(ドーパミン、セロトニン)に影響して、鬱などの精神疾患をもたらす。
ホルモン(内分泌)への影響は、同時に免疫系や脳神経系にも影響を与える。
免疫系への影響は、抵抗力を失わせ、アレルギーになりやすくなる。
脳神経系への影響亜、落ち着きを奪い、自律神経失調症などをもたらす可能性がある。
□天笠啓佑(ジャーナリスト)「スマホは総合的な健康破壊器具 今すぐ“スマホ育児”はやめましょう」(「週刊金曜日」2015年7月31日号)
↓クリック、プリーズ。↓
普及すれば、健康への影響も増す。長時間使用により、じわじわとさまざまな健康破壊が進む可能性がある。
どんな健康破壊があり得るか。
(1)絶え間ないストレス
SNS(ライン、ツイッター、フェイスブックなど)利用の増加によるネットへの深い依存が原因であり、その深刻さはアルコールや薬物依存と同等と指摘する専門家もいる。
SNSを媒介に、監視、仲間はずれ、嫌がらせ、いじめなど友人関係の変化も見られる。ほとんどの子どもがいじめの体験をもつ、と見られている。
(2)整形外科的障害
指が変形する「テキスト・サム損傷」・・・・腱鞘炎の一種で、コンピュータ労働などで起きている職業病が一般の人たちの間に広がった。
首が変形する「ストレートネック」。
(3)視覚的障害
光や音の問題がある。四六時中、光を至近距離から見つめることによる影響だ。光を発する機器を見つめ続け始めたのはテレビからで、それにコンピュータ、スマホが加わった。
スマホでは、さらに遠くを見なくなることによる影響もある。
LEDが発する青い光も問題だ。この光の色は、メラトニン(脳の松果体で分泌されるホルモン)を抑制することが指摘されている。メラトニンは、生体リズムにかかわっていて、そのリズムに変調をもたらす可能性がある。また、LEDの青い光は網膜にダメージをもたらし、黄斑変性症の原因にもなる、とも見られている。
LEDが発する青い光は、特に赤ちゃんの眼への影響が大きい。親がスマホの画面を見せてあやしたり、赤ちゃんが親のスマホの画面を覗いているケースがけっこうある。眼の構造の基本は6~7歳くらまでにほぼ形成されてしまうから、スマホで子守などもってのほかだ。
(4)聴覚的障害
スマホで音楽を聴く人も多い。四六時中、イヤホンで大音量にして聞くと、聴覚障害が起きやすい。
(5)内臓への影響
電磁波による影響もある。人間の体内で、電気は重要な働きを行っている(心電図や脳波などは、体内の微弱な電流をキャッチして得られる)。バイオテクノロジーは、細胞融合や遺伝子組み換えなど、その電気を利用しているものが多い。
スマホの電磁波は、体内の電気をかき乱す。その影響は子どもほど大きい。
電磁波の影響の中でもはっきりわかっているのは、発癌性だ。世界保健機関(WHO)の専門機関である国際癌研究機関(IARC)は、2011年に、携帯電話が発する高周波の電磁波を「グループ2Bの発癌性の可能性がある」にランクした。
電磁波は、そのほかにも、脳内ホルモン(ドーパミン、セロトニン)に影響して、鬱などの精神疾患をもたらす。
ホルモン(内分泌)への影響は、同時に免疫系や脳神経系にも影響を与える。
免疫系への影響は、抵抗力を失わせ、アレルギーになりやすくなる。
脳神経系への影響亜、落ち着きを奪い、自律神経失調症などをもたらす可能性がある。
□天笠啓佑(ジャーナリスト)「スマホは総合的な健康破壊器具 今すぐ“スマホ育児”はやめましょう」(「週刊金曜日」2015年7月31日号)
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