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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

境内墓地整備

2007年09月27日 | Weblog
 きょうは、早朝から石材店の方が来られて、墓石撤去作業が行われています。

 ひとつは、あるご遺族の依頼で、古いお墓を撤去される作業。

 もうひとつは、山門入口付近に、無縁仏のお墓の、さお石だけを寄せ並べて放置したようになったまま(たぶん、昭和初期から、その状態だったようですが・・・)の古い墓石を撤去、整備する作業です。

 きょうも快晴。 日中は相変わらず、30℃こえる厳しい暑さと強い日差し。
 石も、さわると火傷しそうなほど熱くなっています。
 墓石は、重機、クレーンでトラックに積み、整地は手作業。6人の方々が汗だくで作業をしてくださっています。

 境内参道の真ん中には、別の、かなり古い(江戸時代のも含む)無縁となられたお墓をまとめ「倶会一処(くえいっしょ・共に一処で会うの意味)」と書かれたお墓があります。

 今、「自分が死んだら、後を見てくれる家族がいない」と、心配される方が増えています。

 ご高齢の女性で「自分が死んだらどうなるのか それを考えると不安で夜も眠れない」  と相談される方もおられます。

 またある時、50代の独身男性が、「生きている間の保険は、たくさんあるけど、自分が死んでからの保険って何もないから、自分の葬儀とか、お墓とか、どうなるのか、不安に思うことがありますよ」 と、言われていました。

 だから、いずれ、現在の古い「倶会一処」のお墓を新しく整備して、遺族の無いご門徒さんも安心していただける、新しい大きな「倶会一処」のお墓にリニューアルできたらなあ・・・と、思い、親しい総代さんに、私、坊守の個人的考えとして、気持ちを伝えたところです。

 これは、今回は無理ですが、いずれ近いうちに・・・の計画にしていただけたら・・・と、願っています。

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