薫習は、「くんじゅう」と読みます。
本願寺の月刊誌「大乗」8月号に 東九州龍谷高校教諭 緒方義英氏が書かれた随想の一部をご紹介。
仏教には、「薫習」という素晴らしい言葉があります。「薫習」といいますのは、「環境がもたらす影響」というような意味で、もともと香りがなかったものが焚きしめられるように、習慣的なはたらきが徐々に染み込んで、知らず知らず身に付いてしまうことをいいます。毎日見聞きしていることが自然に心の奥底にまで至り、だんだんと考えや行動に現れてくる、というものです。
さて、自分のことを反省してみると・・・
せっかく、長年お寺で生活させていただきながら、本当に仏教の教えが薫る人になっているだろうか・・・
単に仏教好きという我臭、加齢臭をまき散らしているだけではなかろうか・・・
家庭内も、芳香剤で、よい香りを漂わせる気遣いと同じように、仏教の教えがほのかに漂う・・・そんな穏やかな、やすらぎの家庭であるよう、常に心がけたいと思ったことでした。
本願寺の月刊誌「大乗」8月号に 東九州龍谷高校教諭 緒方義英氏が書かれた随想の一部をご紹介。
仏教には、「薫習」という素晴らしい言葉があります。「薫習」といいますのは、「環境がもたらす影響」というような意味で、もともと香りがなかったものが焚きしめられるように、習慣的なはたらきが徐々に染み込んで、知らず知らず身に付いてしまうことをいいます。毎日見聞きしていることが自然に心の奥底にまで至り、だんだんと考えや行動に現れてくる、というものです。
さて、自分のことを反省してみると・・・
せっかく、長年お寺で生活させていただきながら、本当に仏教の教えが薫る人になっているだろうか・・・
単に仏教好きという我臭、加齢臭をまき散らしているだけではなかろうか・・・
家庭内も、芳香剤で、よい香りを漂わせる気遣いと同じように、仏教の教えがほのかに漂う・・・そんな穏やかな、やすらぎの家庭であるよう、常に心がけたいと思ったことでした。