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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

幸せ、不幸せ

2007年09月19日 | 仏教
 明日は、秋の彼岸の入りだと言うのに、35℃を越え、何という暑さ  

 先日ビハーラ基本学習会で伺ったA先生のお話のご紹介、その4です。

 仏教で言われる「生老病死」は、「四苦」と言われるが、

 これは、生きている誰もが避けられない、「いのちの有り様」

 そもそも、人が感じる「幸」「不幸」は、人によって受け止め方が異なる。

 お金があって、健康で、家族に恵まれて・・・端から見て何不自由ない生活に見えても・・・
 当人は「私ほど不幸な人間はいない」と、思っているかもしれない。

 一方、裕福ではないし、病気がちでも、「私は幸せです」と、生きている方もいる。

 病気や老いで、身体がつらく、不自由であることは事実としても、「不自由」であることと、「不幸」であることは、違う。

 その見極めができていないのが、現代人。

 「生」を喜び、「死」を厭う、 健康が幸せで、病気を不幸 という生き方で、本当に幸せに生きることができるのか・・・

 老いや病に、敗北感を感じるから、アンチエイジング、「若さと健康のためなら死んでもいい」と思うような健康オタクになる。
 
 「健康でさえあれば、幸せ」と言う健康自慢の人も、いつかは老い、病に罹り、そして、死ぬ。

 
 恵まれた「いのち」を「尊く、有り難い」と受けとめることができず、
恵まれた「いのち」を「不平不満」「不幸」としか感じられない人生は、愚かである。

 「輝いて生きる」 それが仏法の教え。

 以上のようなことを伺いました。

 

 



 
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