深作欣二監督 菅原文太主演
前回の情宣をつくっているのは2003年5月26日の夜。地震のあった時間には書記局で定期総会の打ち合わせをしていたが、あの揺れの後で役員たちがそれぞれの地震体験を語り出し、しかし予想通りわたしの体験がいちばん情けなかった。78年の宮城県沖地震のとき、学生だったわたしは川崎の登戸銀映という今にも倒れそうな映画館で成人映画をみていた。関東でもたいそう揺れたそのとき、真っ先に感じた恐怖は「こんなところで死んだら親に申しわけが立たん!」というものだった。
酒田でも有数のやくざ映画ファンを自認するわたしは、高校時代は中央座、大学時代は新宿昭和館という登戸銀映に負けずに年季の入った映画館で、深作や中島貞夫の作品を浴びるほど観ていた。広島死闘篇はそんななかでも最高傑作。北大路欣也の鉄砲玉役が哀しい。
中央座は酒田大火でなくなったけれど、新宿昭和館はまだあるんだろうか。なにしろあの頃ですら、正面に【暖房完備】って看板があるような映画館だったからなあ……
酒田の賑わいが過去形で語られるのは哀しいですけど、
まあこれはしょうがない。
なにしろ賑わっていたころのことを寸分も知らないので
しょうがないっす(笑)
「火まつり」はすごい映画でしたね。
北大路と太地喜和子のフルヌードがあんなにポンポン
出てくるだけでも気合いが違う映画だと……(笑)
そういえば近ごろ新宿に行ってないもんなあ。
今度行ってみよう。
行ってなにすんだ。