「時効警察」篇はこちら。
その昔、農家がみんな読んでいた「家の光」という、いわばライフスタイルマガジンがあって……気になって調べてみたら驚いた。今でも発行されていて、しかも部数は66万部!なんだこりゃあ、男性週刊誌と同等かそれ以上に売れているじゃないか。おそるべし農協グループ。ま、それはともかくわたしは「家の光」の兄弟誌「こどもの光」(「キテレツ大百科」はこの雑誌に連載された。宗教系みたいなネーミングだけど今は「ちゃぐりん」と誌名変更)を子どものころ楽しみにしていたのだ。ゆるーいミステリが(今から考えれば本格系だった)よく載っていたので。
時効警察シリーズは、そんな「こどもの光」レベルの無邪気なミステリを根本にしている。しかし見どころは、逆にその徹底したゆるさだ。前作よりも(言い方変だけど)ゆるさがパワーアップしている(笑)。監督の三木聡もここまでオフビートでいいんだと気づいたということかな。あいかわらず岩松了や園子温が監督した回の方が出来はいいが。オダギリジョーと麻生久美子の魅力も倍加(オープニングの北酒場には爆笑)。
まさかその年のうちに二人とも結婚してしまうとは思わなかったなあ☆☆☆★★★
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