その1はこちら。
少々話を急ぎすぎたかもしれない。福田靖さんのプロフィールをネットでひっぱると、
・1962年山口県生まれ
・明治学院大学中退、そして劇団を主宰
・1995年、テレビ朝日「BLACK OUT」で脚本家デビュー
以後、テレビドラマ「救命病棟24時」「HERO」「海猿」「ガリレオ」「龍馬伝」、そして「海猿」「HERO」の映画版、ガリレオの「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」を書き……ものすごくおおざっぱな概略。
会場は7分の入り。うしろの方でスタッフが「入ったなあ」とつぶやいていたので集客的には大成功だったはず。そもそも、この売れっ子脚本家がどうして遊佐まで来たのか。誰か知り合いでもいたの?
チケットや看板を観てなんとなく納得。
「遊佐町合併60周年記念事業」
納得。
講演の前に、彼の代表作がさわりだけ上映された。「海猿」「HERO」「ガリレオ」「龍馬伝」の順だったかな。伊藤英明、木村拓哉、福山雅治のあとで登場するのはハードル高そうだなあ。いやいや、本人もわりとシュッとしたいい男でした。つかみは
「わたしのドラマを見たことがある方はどれくらいいらっしゃるか……さっきのVTRの順に訊こうかな。『海猿』を見たことのある方は手を挙げていただけますか。おー、ありがとうございます。じゃあ『HERO』は?」
人気ドラマを書いているのは強いなあ。ほとんどみんな一斉に手を挙げる。わたしはなんとなく海猿を敬遠して1回も見たことがないので三回しか手をあげることができませんでした。
「わたし、遊佐に来るのは初めてです」
知り合いがいたわけじゃなかったんだねやっぱり。さて、まずは「HERO」の話から。以下次号。