事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第三十六話「試練の新天地」

2014-09-07 | テレビ番組

Achiwasatomiimg01 第三十五話「秀吉のたくらみ」はこちら

前回の視聴率はなんとなんと14.3%と黄色いTシャツの真裏なのに復活基調。ほんとうにレイティングというのはわからないものなのでした。

飛島の話でボロ泣きしたその夜、城島がアキオさんへの追悼をクチにしたというのは、それだけでうれしい。見ていたらまた泣いていただろうから危ないところだった。DASH村が福島第一原発のすぐ近くに存在していたことの危うさを、日テレはこれで払拭したということだろうか。

にしても31.5%も叩きだしたその裏で視聴率が上昇したということは、24時間テレビの客と官兵衛の客はほとんどバッティングしていないということなのかな。大河ドラマの視聴者もよくわからないけれど、24時間テレビ好きの視聴者というのもよくわからん。

ジャニーズがテレビを席巻しているものだからあまり意識しないでいるけれど、先週は関ジャニ&TOKIO VS V6 という構図。うーん、やっぱりあまり意味はない比較かな。

さて官兵衛。魔王と化した秀吉は、ついにバテレン追放に走る。このドラマでは理不尽な所業の象徴になっているけれど、師匠である信長が一向宗に手を焼いたことが背景にあるとの読みができるようにもなっている。で、高山右近退場。生田斗真がいなくなると、ご婦人層は残念だろう。

わたしは国替えによって豊前に移る光たちに、侍女のお福がついていかないとする展開の方が沁みた。結局彼女は愁嘆場の結果、光に帯同すると決め、誰よりも元気に九州へ。「お前がいてほしい」と語る中谷美紀の演技には、確実に柳家喬太郎の「錦木検校」が入っていると思います。「大名になれたよ」というくだりは泣かせましたもんね。

このドラマでいちばん着物が似合っているのはお福を演じる阿知波悟美。時代劇をやるために着物を週に一度は着るようにしていたら、着物の方が楽になったというガッツの人。「ひらり」のすみれさんは大女優への道を着々と。

ことここに至っても長政は浮薄な長男という立場。どうも播磨から長政といっしょに来た連中はヤンキー入ってるなあと思ったけれど、この分だと来週で一掃されそうですか。長政、山崎での苦労が身についてません。

ということで、24時間テレビもなく、正味の実力がためされる今回の視聴率。うーん、まだ14%台にいると逆目にはっておきます。

第三十七話「城井谷の悲劇」につづく

コメント
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