事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第十八話「尚之助との旅」

2013-05-05 | テレビ番組

1369979d6210 第十七話「長崎からの贈り物」はこちら

前回の視聴率は13.7%。ぴくりとも動かなかった。まもなく壮絶な悲劇が始まるので、それで上向くのか下降するのかさっぱり読めず。

今回は、テクノクラートとして(まだ雇われてもいないけれど)会津における戦いをシミュレーションする八重と尚之助の旅がメイン。少し遅れたハネムーン。蜜月というにはあまりに血なまぐさい。

前回指摘された城の弱点を克服するために建白する尚之助。しかし……

板垣退助につづいて大山巌まで登場。長谷川博己、吉川晃司、加藤雅也、反町隆史、西島秀俊、玉山鉄二、ベッシーと、日本の中堅色男をそろえて贅沢なことだ。わけても吉川晃司の凄みは群を抜いていて、妻もため息をついている。「いつの間にこんなにいい役者になったのかしらねえ」

大政奉還をめぐる丁々発止。以降の歴史を考えても、分かれ目となったのは、朝廷を「あくまで畏怖するもの」としたか「利用できる道具」としたかだろう。道の奥にいた会津に、天皇をどう使うかという視点はやはり持てなかったか。辺境にいるからこそ、激烈な原理主義にすがるしかなかったのかなあ。

小賢しい徳川慶喜は、外国の象徴であるワインを口に含み、しかし身体が受けつけずに吐きだしてしまう。勝負の行く末は見えた。

ぴくりとも動かない視聴率とはいえ、番組改編期の狂騒はそろそろ終焉。今度こそ15%前後は獲得するのではないでしょうか。この大河、だって面白いですもの。

第十九話「慶喜の誤算」につづく

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