事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

パワハラ校長。

2013-05-08 | 受験・学校

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YouTube: サカナクション/ルーキー(MUSIC VIDEO)

体罰については、わたし自身がなんかもう食傷気味なので、表裏一体シリーズは中途半端なままで放り投げてました。

でも、こんな事例があるとやはり考えこむ。

歓迎会で飲酒の中学校長、遅刻の教諭2人に暴力

さいたま市桜区の市立中の男性校長(55)が、歓迎会に遅刻した教諭2人に暴力を振るっていたことが分かった。
市教委によると、同校は2日夜、市内の飲食店で教職員の歓迎会を開いた。校長ら二十数人が参加し、20歳代の男性教諭2人が資料作成などの理由で30分~1時間遅れた。酒を飲んでいた校長は別室に2人を呼び出し、「今日やらなければならなかったのか」などとどなり、拳で1、2回腹部を殴ったという。教諭2人にけがはなかった。
教諭2人から相談を受けた教頭が3日、市教委に報告した。市教委の調査に対し、校長は暴力行為を認め、反省しているという。
市教委は「教諭を指導する立場にある校長としてあってはならない行為」とし、別の教諭に状況を聞くなどして処分を決める。
(2013年4月13日  読売新聞)

ボディにくらわす本格的な暴力。校長はこの行為もまた「指導の一環」だと認識していたのだろう。礼儀を教えてやったのだと。でもこれは明らかに「制裁」だし、密室での出来事とはいえ、男性教諭ふたりが訴えたら立件できるはず。パワーハラスメントなどというレベルではなく、要するに犯罪だ。体罰シリーズで「体罰を行わずに教えるスキルを持っているべきだ」と主張した以前の問題。

地元読者は「教頭グッジョブ」と。わたしもそう思う。もしも教頭の報告がなかったら、校長は「反省」することなく、これからも“指導”はつづいただろう。酒乱であることは確かだし。

桑田が言う「仕返しのおそれのない暴力」の卑劣さは、この校長のためにあるような形容だ。きっと教頭も相談を受けたときに頭をかかえたことと思う。黙っていた方が出世の近道ではないかとも迷っただろうし。

で、今回はグッジョブ教頭がいたから表面化した。でも全国には表ざたになっていない暴力があふれているのでは?それがなにより怖い。

本日の一曲は、港座上映会のときに受付でボーッとしていたら流れてきた曲。
「え、すげー。この曲だれのですか」
「サカナクションだよ」
こんなバンドがいたのかー。全然知りませんでした。

コメント
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