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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」 篠田節子著 文藝春秋

2011-11-21 | 本と雑誌

1106049519

はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
価格:¥ 1,550(税込)
発売日:2011-07

ジャンルとしてはSFだろうけれど、それ以前に篠田の理系体質爆発の中篇集。

ウナギの生態がほとんど解明されていないことにヒントを得たに違いない「深海のEEL」、スラップスティックな“自宅の建設現場から遺跡が発掘されてしまった”喜劇から一転、妙齢の処女たちの人骨が積み上げられた謎に迫る「豚と人骨」、そして壮大なほら話である「エデン」のオチのつけ方がすばらしい。

地方公務員出身作家として、今後も応援し続けましょう。で、現役の地方公務員である三崎亜記の新作はまだかな?あら、三崎ももう退職してたのかぁ。

コメント (1)
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