事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

第7報~経験

2011-03-19 | ニュース

第6報はこちら

さて、ガソリンを手に入れるには、まだまだよほどのコネと時間(と運)が必要みたい。

コネ……自分がガソリンスタンドの経営者なら、お得意さまにまず提供したい。ちょこまかといろんなスタンドをあさっている客よりも。そこで、メールなどで開店予定を周知したら、前日の夜から道路脇に無人のままクルマを置いていく客が多かったとか(警察に撤収を求められたみたい)。

……ないことを信じたいけれど、金にあかせて裏から手に入れる客や、携帯缶につめたガソリンを横流しする輩はいないだろうな。それって要するに闇の発生。終戦直後じゃないんだから。

「なにかあったときに不安だから」という心理はわからないではないですが、「なにか」とは今です。本当に必要とされている人に行き渡るように、少しずつ我慢しましょうよ。

ネガティブなことだけ数えるのはやめましょう。なにも生産しない。

全国で一斉に義援金を集めたり、献血にかけつける若者が多いことに心底ホッとする。

独居老人である義母のもとへ、お向かいさんがさっそく訪ねてくれてありがたかった。

全国には善意があふれている。

その、善意の表し方も、阪神大震災の経験からか、関西の方が迅速でスマートだった。

日清食品がいきなりカップ麺100万食を無償提供し、給湯機能付きキッチンカー(あるんすね)7台を派遣というニュースにはうなった。阪神大震災のときは、山口組の炊き出しが、なにしろ初動が早くて評判になったけれど(確かに、あそこには起案などの面倒な手続きはなさそう)、やはり経験のあるなしは大きい。

無理のない範囲でいいので、長い時間をかけて被災地を支援しましょう。“奇跡の復興!をめざすより、ある程度のダウンサイジングは仕方がないとしても、礼儀正しい、あたたかい国として復活したい。っていうか、徹底的に痛めつけられたときの日本人は強いぞぉ。なんせ経験がありますからね。

第8報「原発」につづく

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