事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」The Chronicles of Narnia:

2011-03-03 | 洋画

Thechroniclesofnarniavoyageofthed_2 1作目も2作目も見てません。山形帰りにフォーラム東根に飛びこむ瞬間までこの映画を観ようとは(悪いけど)思っていませんでした。

だって、中年男がひとりで観るにもっとも適さないジャンルじゃないですか。そこんとこを後押ししたのがやはり3D。アメリカ人に3Dはどんどん“普通のこと”になっているようだけど、日本人にとっては一種のイベントって印象がまだ残っていますもの。ナルニアにしても、北米で並の興行成績なのに日本ではロケットスタート。3Dのイベント性が影響しているんだと思います。

日本におけるこのナルニアのヒットに歯がみしているのはきっとワーナー。「ハリー・ポッター」の3Dコンバートがクリスマスシーズンに間に合わないってのはやはり痛かった。もしも間に合っていたなら、新作ごとに下降していた興行成績をV字回復できたかもしれないのに。ナルニアにしても、2作目まではディズニー配給だったのに、この作品からFOXに変更になっているとは知らなんだ。どんな事情だろう。

さて、ナルニア。ハリポタと同様に、主人公は現実ではつらい思いをしているが、異世界では貴種であるというパターン。ファンタジーの黄金律なのかも。

「他人をうらやむな。自分らしくあれ」

というメッセージは、直截ではあるけれどもそれだけに効果的。少年少女たちも素直なルックスで(例外がひとりいますが)好感がもてる。

もっとも、イギリスのくせ者俳優たちが総出演しているかのようなハリポタと違い、こちらはリーアム・ニーソン(声だけ)とティルダ・スゥイントン(白い魔女。ぴったし)以外はまったくなじみのないキャスティングなのはしんどかったかも。

ラストの大騒ぎが「レイダース」から三十年たっているのにさえないのは、やはり子ども向けの限界か。恐怖の象徴として“あれ”が登場するのは「ゴーストバスターズ」のいただきですよね。

第四作がつくられるかはいよいよ日本の成績にかかっている。ここらで宣伝のためにティルダ・スゥイントンを来日させてくれないっすかFOX!わたし、ファンなんですー。

コメント (4)
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