事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

My Tool 第5品 学校の印刷~リソグラフ

2008-07-03 | 日記・エッセイ・コラム

前号「ブラインドフォルダ」から「学校の印刷」篇に突入しますよ。

Ph_05 わたしの赴任先は13年間リソグラフでしたが、○○市は一部、デュプロも稼働しているようです。リソは型式RCとGRを長くみていました。RCは紙詰まりを直すときにドラムをずらしてはずしてしまう教員がいて、サービスから隠しモードをおしえて貰った記憶があります(回転軸だけまわす設定)。GRになってから紙はがしの爪の先端からエアを噴射する形式になり紙詰まりは皆無になった気がしました。
ただ、代理店の消耗品販売の契約でメンテ料をインク・マスター代金に上乗せして取り扱っているため、4本・4本で購入すると52500円という結果になりました(学年1クラスの100人弱の中学校で月1セット必要でした)よって最近はリサイクルマスターやリサイクルインクを使うところが増えて来ています。
道具好きの私としては、印字品質もそうですが、機械を傷めて使用するというのは好きになれませんので、まだ使用を控えているところです。
くわえてA4化が進むものの「A3に印刷して切ってA4の2枚にする」という学校お得意の技が使いづらくなるせいかA4化を進めるにつれ無駄がでてきている気もします。

Ph_06  うちも印刷機はリソグラフです。でも,位置調整は左右しかできないし,B4サイズなので不便です(賞状の印刷も制限されるし)。前の学校はA3判対応でハイクラスだったし,これと比べるのは酷なのかもしれません。次は印刷機が更新されたらいいなぁ~と期待しています。

……うわあ学校に勤務している人以外にはまったく意味不明の単語が並んでいるかも。今回からリソグラフに代表される“学校の印刷事情”をちょっと見ていこう。

 1980年代はじめまで、学校の印刷、といえば【ガリ版刷り】だった。謄写版印刷のことね(実は今でもそうなんだけどそれは次号で)。わたしが小学生のときなど、【鉄筆】を使ってロウ紙を広げ、筋の入った台の上でカリカリ変に角張った文字(下の台が斜めの筋だと右肩あがりの文字、まっすぐだと方形の文字になる)を書き入れる(鉄筆の場合は“切る”と表現される)のが常だった。

 卒業時に学級文集をつくることになり、休日に職員室を訪れて担任とガリ版刷りをやっていたのをまだおぼえている。インクの匂いと、その日中継されていた「あさま山荘事件」の映像とともに。以下次号

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