事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「マイアミ・バイス」Miami Vice('06)

2008-06-02 | 洋画

「いやー、あのオープニングがかっこいいんだよねー」
「うん。その日のドラマをちびちびっと見せるんだよ」
「けっこうそれが長いんだ。10分ぐらい。」
「主役がまた良くて」
「あんな危機一髪のときにそーゆーキザなセリフ吐くかー!って」

……ウチの職場のTV版「マイアミ・バイス」のファンたちは、一度も見たことのないわたしにボイラー室で説明してくれる。二十年ほど前に山形でも深夜に放映されていたのだ。
「映画の方はどうだったの?」今度はわたしが説明する番。
「いやー映像は重いのに音楽が軽くって……」
「主役はやっぱりドン・ジョンソン?」
「なわけないじゃん。あれから何年たってるんだよ」
「いや、あいつならやりかねん。」どんな野郎なんだ。

 わたしが不思議に思うのは、テレビ版も映画版もクリエイトしたマイケル・マンという存在だ。「ヒート」「インサイダー」「ALI」「コラテラル」など、重い題材をあつかいながら、しかし片側ではいつもポップな音楽が始終使われているという印象。

 今回も、コリーン・ファレル、ジェイミー・フォックスの刑事コンビと、わたしには「始皇帝暗殺」以来のコン・リーの三人を、んもーどうしてそこまで、と言いたくなるぐらい接写し、夜のマイアミ(この街が舞台なのは中南米との親和性が強いからだろうか)の暗さと相まって重い重い。しかしドラマが終わった途端に流れるのがフィル・コリンズの名作「夜の囁き」の軽快なカバー。このミスマッチがよくわからない。バランスをとっているのか、あるいは指向がMTVと重厚なドラマに分裂しているのか。

 しかも、最後の銃撃戦は実戦さながら。観客にここまでの臨場感が必要なのか、と思うぐらいだ。映画館を出るときはさすがにグッタリ。これまた、いつものマイケル・マンなのだった。今度テレビ版を借りて、いったいどんなものだったのかチェックしてみよう。まさか毎週毎週視聴者を疲れさせてたんじゃないよね?

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有名人お国自慢~原田真二

2008-06-02 | 芸能ネタ

Shinjiharadaoursong 渡辺満里奈篇はこちら

「それからね、原田真二っていたでしょ?」
「うん。『てぃーんずぶるーす』とか『キャンディ』とか」
「ウチから20歩ぐらいのところに住んでました。」
「え?すごいじゃないか」
「そこって奥さんの実家で、要するに売れなくなって転がり込んだんですよね。わたしにとっては変なおじさんがいるなあ、って感じで」
「ふうん」
「今は離婚したんで住んでないんですけど」
いやーおいしいネタの宝庫だなこの人は。

「まさかもっとあるわけはないよね?」
「うーん。広島に大竹ってピッチャーがいるでしょ?」
「うん。背の高い。」
「あの子、わたしの教え子です」
「どっひー。」
「中学の時に担任してたんですけど、この子がチョーがつくぐらいマジメな子で」
「ほう。」
「詰め襟もバシッと留める、みたいな。だけどマジメすぎて融通もきかないもんだからクラス委員とかにかえって選べない感じで。」
「あー、いるねえそんな子」
「でも、それから浦和学院に進んでちょっとは柔らかくなったというか。」
「柔らかくなりすぎてノーコンだけどね。いやーしかし今日はいいネタ集まってよかったなー」
「そんなにネタあつめてどうするんですか?」
「いや、まあ」まさかメルマガのネタにするとも言えず。
「でもホント、オレの人生まちがってなかった、って感じ」
「そんなにうれしいかなあ」
「でもさ、君ひょっとして、こんな話にならなかったら、このネタをオレに教えないまま一年間が過ぎるって可能性だってあったわけだよね」
「はあ。」
「よくないよそれは。うん。おいしいネタはみんなのものにしなきゃ。」ということでお届けしました。お楽しみいただけましたか?

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