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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

鎌倉殿の13人 第42回「夢のゆくえ」

2022-11-07 | 大河ドラマ

第41回「義盛、お前に罪はない」はこちら

大河ドラマの脚本を書くということは相当なストレスだろう。しかし同時に、長丁場にわたるなかで、ちょいとした仕掛けをかます楽しみもあるはずだ。

三谷幸喜はかましました。

後白河法皇(西田敏行)が源頼朝(大泉洋)の夢枕に立ち、ほとんど恫喝するパターンを、今度は後鳥羽上皇(尾上松也)と源実朝(柿澤勇人)の間で再現してみせる。話はそこで終わらず、実朝の夢の内容(大きな船を造って大陸に向かう)を言い当てる人物に関するミステリにもなっている。

それだけでもなく(笑)、八田知家(市原隼人)が隠居をつぶやくときに、おっと意外に年とってるのかなと思わせるパターンは、真田丸の最終回

信繁(堺雅人)「佐助、いくつになった」

佐助(藤井隆)「55でございます」

このやりとりで泣かせた展開を思い起こさせる。自裁する真田信繁の最後のセリフがこれ。絶対に計算。大河ドラマを複数回やっていないとできない技だ。すばらしい。

ほとんどダースベイダーと化した北条義時(小栗旬)から、実朝は鎌倉の実権を奪い返そうとする。しかも義時の息子である泰時(坂口健太郎)の協力を得て。

彼は善政を行おうとした。しかしそのことがかえって世を乱れさせてしまう。夢だった大船は(義時の策略ってのはやりすぎだけど)海に入ることもかなわない。統治というのはむずかしいと父親(義時)は息子(泰時)に提示して見せている。

久しぶりに鈴木京香登場。大河オンエアの一時間後の毎日放送「日曜日の初耳学」に彼女が出てきて、矢沢永吉のファンだとかとんでもない話になっていて、ますます彼女が好きになったのでした。

第43回「資格と死角」につづく

コメント (3)
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鎌倉殿の13人 第41回「義盛、お前に罪はない」

2022-10-30 | 大河ドラマ

第40回「罠と罠」はこちら

……というタイトルなのだから、和田義盛(横田栄司)に罪はないけれども、そうはいかないというお話。世に言う和田騒動。北条義時(小栗旬)にほとんどはめられたような形で謀反を起こす義盛。まわりの99人マリオは意気軒昂だ。

そこを、大人である義時と三浦義村(山本耕史)と、オトナだかなんだかよくわからない八田知家(市原隼人)が迎え撃つ。

義は明らかに和田の方にあって、だから鎌倉殿は彼を救おうとするのだが……

ここから、父親の専横に抗おうとする義時の息子たちのドラマが。長男の泰時(坂口健太郎)は父親へのいらだちもあって酒浸り。しかし戦時には圧倒的なセンスを見せる。まるでローマ史劇のような展開はうれしかった。

問題は次男で、弓矢を自分の腿に刺して戦場を離脱する。女のあつかいといい、最低の野郎ではある。それを父親は激怒しているけれど、兄はある程度理解しているみたい。アル中であるわたしも彼の気持ちはちょっとわかります。自分よりもっとダメなヤツがいてくれる方がいい(笑)。

さみしいのは、今回で巴御前(秋元才加)が退場するだろうこと。でも、最後に大見得をきる場面が用意してあってうれしい。っていうか全体的に今回は昔の時代劇を意識してるみたいでしたね。大江広元(栗原英雄)があんなに強かったなんて。後の彼を考えると山形県人としてはうれしいけど。

さて、鎌倉殿は御家人たちを見限って後鳥羽上皇に向けてこの歌を送る。

山は裂け 海は浅あせなむ 世なりとも 君にふた心 わがあらめやも

君が代か、といいたい内容で、それがあの決戦につながる。

第42回「夢のゆくえ」につづく

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鎌倉殿の13人 第40回「罠と罠」

2022-10-23 | 大河ドラマ

第39回「穏やかな一日」はこちら

年に一度(か二度)、どっちを見ようかなあと激しく迷う。大河ドラマと日本シリーズ。今年は少しも迷うことはありませんでした。この大河を見逃してたまるか。まあ、昨日の日本シリーズは山本のアクシデントと村上のホームランなど、濃い初戦だったので満足。解説も谷繁と工藤という理想的なコンビで、工藤がいちいち

「どうですか谷繁さん」

と“うかがう”あたりが笑えた。腹に一物をもっている彼らの解説は味わい深い。だから明朗な今日の松坂や前田はまだまだだなあ(笑)

ということで腹に一物も二物をもっている連中しか出てこない鎌倉殿の13人。シルビア・グラブの提案で後鳥羽上皇は鎌倉に内裏の修復を命じる。天皇家との関係よりも自分の懐がだいじな坂東武者たちは不穏な動きを。

そんなときに謎の謀反人が現れ(っていうかあの人なのがバレバレですけど)、和田義盛(横田栄司)の係累を煽る。北条義時(小栗旬)はそのことを苦々しく思い……

99人マリオのような、髭面の男たちの群れ。

今日は三種類の男が出てくる。

・誰からも愛される、ちょっと政治的には甘い男

・北条をトップに維持するために、汚い手をいくらでも使おうと思う男

・勝ち馬に乗ることで延命を図る男

……山本耕史がキャストのトメに来る意味がここで。誰が滅び、誰が名を残し、誰が生き残ったか。ああ、面白いですね。そしてこの回から北条政子(小池栄子)の自意識がむくむくと。

第41回「義盛、お前に罪はない」につづく

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鎌倉殿の13人 第39回「穏やかな一日」

2022-10-16 | 大河ドラマ

裏話トークSPはこちら

「穏やかな一日」と題されているのだからきっと穏やかではないんだろうと予想。ある意味、それは正しかった。

冒頭からついに長澤まさみ登場!名もなき役での起用は三谷幸喜の計算だろう。名もなき人が陰惨な話を静かに語っているという形式。視聴者にウインクをするような義時との出会いは、まるで往時のハリウッド映画のよう。

思えばこの大河のタイトルバックの造形は、およそ日本人とは思えないじゃないですか。明らかにハリウッドを意識していて、エバン・コールの音楽もローマ史劇みたい。あ、これはわたしが「ローマ帝国の滅亡」を見たばかりだからそう思うのかしら(笑)。

ただし往時のハリウッド映画で、そしてこれまでの大河ドラマでは描けなかった部分を三谷幸喜は(三回目の大河だからこそ)強気で描いてみせる。

同性愛のお話。

穏やかじゃないのはこのことだけで十分。かつてハリウッドにはヘイズ・コードなるものがあり、同性愛や白人と黒人のセックスを描くことはタブーだった。

ちょうど町山智浩の「映画と本の意外な関係!」(インターナショナル新書)を読み終えたところで、映画「キャロル」が、レズビアンだったパトリシア・ハイスミス(「太陽がいっぱい」の原作者ですよ)をモデルにしていたと知って驚愕。

スピルバーグの「リンカーン」については、彼がバイセクシュアルであるとの言及もあり(奥さんがとてつもなくひどい人だったこともあったらしい)あれまぁ、と思う。

でも、現代では「ブロークバック・マウンテン」も評価されているし、ついに大河でも想われ人の困惑を和歌に仮託して描かれることになった。いつかそのことが、穏やかに語られる日もくるだろう。

第40回「罠と罠」につづく

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鎌倉殿の13人 裏話トーク

2022-10-09 | 大河ドラマ

第38回「時を継ぐ者」はこちら

今回は特別編。コロナのために製作が間に合わないとか色々あったらしくて裏話トークでしのいでいる。でも、この大河にとってはありがたい話だったのではないか。少なくとも今回は誰も死にません(笑)

小栗旬、小池栄子、坂口健太郎、坂東彌十郎がいて、そこに佐藤二朗が参入する。そして大泉洋や佐藤浩市、菅田将暉がビデオでこのドラマを語る。

誰でも思うだろうけど、小栗旬と大泉洋と佐藤二朗は一種のチームだ。同じ芸風というか。薄皮を剥いでしまえば内心では共演をうれしくてたまらないと思っているのが見え見え。おかげで大泉洋は(小池栄子も含めて)

「うるさかったー」

とか、えらい言われよう。信頼しあっているんだなあとつくづく。

この回のもう一つの効用は、ダークな面々が実は穏やかな(少なくとも役よりは)人間によって演じられているんですよということが強調されている点だ。

いるらしいです。役と役者をシンクロさせすぎている視聴者が。特に小栗旬がファンキーな髪型で登場したのはその意味もあったと思います。カジュアルな装いで来て下さいというのはNHKのオーダーでもあっただろう。

そして三谷幸喜の登場。朝日新聞のエッセイで、どんな話になるかは“彼の立場”からは語られていた。でもきっとこの回を見てきついなーと思ったか。台本を読んだ全員が、最終回が

「え、そうなるんだ」

とみんな驚いたという次第。ハードル上げちゃったなあ。いやそれを上回る展開が待っているのかしら。期待高まるわあ。わたしこそ簡単な視聴者です。

第39回「穏やかな一日」につづく

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鎌倉殿の13人 第38回 「時を継ぐ者」

2022-10-02 | 大河ドラマ

第37回「オンベレブンビンバ」はこちら

前回は神回と評判になっている。周到な伏線と、それをグダグダに回収する手管は三谷幸喜のお手のものだったわけだ。

そして今回。

父親との別れが描かれることに身構えていたものの、あれ?涙が止まりませんでした。わたしは邪悪な人間だから、義時にそんな気合いがあったんだろうと思っていたのに、そう来るか……(T_T)

りく(宮沢りえ)の逃亡劇には古畑任三郎の、ある回が歴然と引用されています。あの当時はその画面を見直すのが大変だったんですよ。

妻は洗濯物を乾かしていたのに、途中からこのドラマから離れられなくなる。

「そう、なるのね」

「そう、なるんだなあ」

ここまで濃い作劇を45分に突っこむのは明らかに無理筋。どうやら製作が間に合わなくて1回お休みになるらしい。これもすごいな。

なるべく大芝居をさせないようにしていたこの大河(でしょう?)は、終着駅が近いので解放したようだ。愁嘆場もありまくり。いろんなことを“知らない人たち”を配するのがうまい。実はこれこそが神回?

裏話トークにつづく

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鎌倉殿の13人 第37回「オンベレブンビンバ」

2022-09-25 | 大河ドラマ

第36回「武士の鑑」はこちら

サザエさんのお話であったこの大河が、一転してゴッドファーザー、いやむき出しにマクベスを引用することが明らかになった回。

マクベス夫人はもちろん宮沢りえ。夫の北条時政(坂東彌十郎)をそそのかし、鎌倉殿の拉致、そして平賀朝雅(山中崇)への権限委譲を迫れと。このドラマのなかではどう考えても無理筋。協力を求められた三浦義村(山本耕史)が、腹の底でせせら笑っているのがわかる。

決行の日。時政は息子と娘たちに会いに行く。磯野家のお茶の間のようなやりとり。そのシンボルが「オンベレブンビンバ」という意味不明な言葉だ。ちゃんと由来があったのにとっくに忘れてます(笑)。

陰鬱な回になることは当然なので、やはり三谷幸喜はコミカルに装って見せている。大河ドラマ史上これほどふざけたタイトルがあっただろうか。そしてこのフレーズですら泣かせのツールにするのだ。

時政の企ては、三浦義村が北条義時(小栗旬)に内通していることや、平賀自身が「そんなの受けるわけない」と拒否していることからも絶望的であることがわかる。そして、時政もそのことを承知していたと。

このお話は、りくという時政の妻が激しく魅力的でなければ成立しない。

宮沢りえ

この人がいてくれたおかげで日本の芸能界がどれだけ救われたことか。

圧倒的な美貌。CMで人気が出てから、とんねるずの番組で「ざけんなよ」と放つ奔放ぶり。衝撃のヌード写真集、「たそがれ清兵衛」「湯の沸かすほどの熱い愛」……すべてこの美貌があったからこそ成立している。ただねえ、この人は男の趣味が。あ、余計なことでした。

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鎌倉殿の 13 人 第 36 回「武士の鑑」

2022-09-18 | 大河ドラマ

第35回「苦い盃」はこちら

ほう、と見終えてため息をつく。大河らしい大河を観た思い。畠山重忠(中川大志)の乱……というより、りく(宮沢りえ)の讒言にのった北条時政(坂東彌十郎)の横暴に異を唱えただけなのだが。

この回のために重忠はしごくまっとうな人物として描かれており、だから彼の退場は北条の内輪もめへの格好のきっかけになる。

三谷幸喜の場合、陰惨な回こそコミカルにスタートするのが通例。時政に重忠を討てと命じられた和田義盛(横田さん、ほんとに早くよくなってください)の表情はさえない。

「いやあ、次郎(重忠)は見映えもよくて頭もいい。おれと同じ匂いが」

「(即座に)話を進めましょう」

ボケが義盛でつっこみが三浦義村(山本耕史)です。笑ったなあ。

この回は反語の連続で、「○○だけは殺すな」がすべて裏返ることになります。そしていくつもの父と子の物語でもある。重忠は北条の策略で息子を殺され、だから敵軍の大将となった北条義時(小栗旬)の弱点が息子である泰時(坂口健太郎)であることを見抜く。

そしてなんと三浦義村がジャッジをつとめる重忠と義時のナックルファイトへ。重忠の拳が御家人たちの反感であることを義時は十分に理解している。

合戦の場となったロケ地とその撮影がすばらしい。緑濃い、こんな美しい場所で高低差を利用した戦が行われたのかと納得させられる。

さあ、これで義時と義政父子の離反は不可避になった。そこへ北条政子というクッションを置くあたり、なるほど義時というのは悪いけれども周到な政治家だったんだなと。

っていうか波平とカツオの殺し合いにサザエが出てくるのかあ。しかもそれはカツオのコントロールによって。

第37回「オンベレブンビンバ」につづく

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鎌倉殿の13人 第35回「苦い盃」

2022-09-12 | 大河ドラマ

第34回「理想の結婚」はこちら

突っこみどころ満載の回。

思い悩む源実朝を、和田義盛(横田栄司さん早く元気になってください)は、とある老婆のもとへ連れていく。

「なんでも占ってくれるんだ。これがよく当たるんだ」

おっとぉ、坂本スミ子が生き返ったのか!まるっきり「楢山節考」における緒形拳のお母さんじゃないか。

「これ、誰だろう」

「ほら、さっきキャストに出てたじゃない。大竹しのぶでしょ」と妻。

ほえー。大竹しのぶもすごいけれども、特殊メイクの江川悦子さんはさすがの腕前。深緑野分の「スタッフロール」のモデルを、わたしは勝手に江川さんに決めて読んでました。

にしても大竹しのぶの登場をまったく予告しなかったNHKも、エッセイでもばらさなかった三谷幸喜もえらい。できることなら、彼女をもう一度登場させて「いだてん」の時のように

「また来週!」

と言わせてほしい。

さて、ヤヌスのように裏表がある義時の妻、のえ(菊地凛子)。彼女を初めて三浦義村(山本耕史)に紹介する。縫い物をしていたというのえだが……

「指に飯粒がついていた。握り飯を食べながら裁縫をする奴がいるか」

さすがに女を怜悧な眼で見ています。しかしこのふたりが向かい合うと、坂田銀時とメフィラス星人の対決って感じでうれしい。

さて、のえもたいしたタマで、男子を生んで北条家の家督をゲットすると息巻く。

「そうでもなければあんな辛気臭い男に嫁ぎません」

大河の主役を“辛気臭い”とは前代未聞じゃないか(笑)。

第36回「武士の鑑」につづく

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鎌倉殿の13人 第34回 理想の結婚

2022-09-05 | 大河ドラマ

[Official]NIAGARA TRIANGLE 「A面で恋をして」Music Video (40th Anniversary Version)

第33回「修善寺」はこちら

タイトルはもちろん皮肉な意味でつけられている。実朝と後鳥羽上皇の係累との政略結婚にはもちろん暗雲が。武家の頭領として英才教育を受けながら、しかし彼の心は和歌に向かっているのに似て、実朝は結婚自体になじめないものを感じているようだ。

義時(小栗旬)にも暗雲。

二階堂行政の孫、のえ(菊地凛子)を嫁にせよ、まずは会って見ろとの話に考えこむ。自分だけでは判断できないと、八田知家(市原隼人)に意見を求める。違うだろ、ここは“恋の裏表を知り抜いてる”A面で恋をしてナイアガラ・トライアングル)三浦義村(山本耕史)に頼むのが筋なのだが

「あいつは、もうひとつ信じきれない」

そっちは当たってるけどね。そして八田は日ごろのクールさはどこへやら、のえを絶賛するする。

「裏表の顔はあるか」

「なし!」

ということで例によって女性にきのこを送った義時(笑)。喜ぶのえ。しかし侍女たちとの会話で

「あたし、きのこ嫌いだから」

裏表だらけの人!八田はそっち方面は全然ダメだったというオチ。笑ったなあ。

藤原兼子役で大好きなシルビア・グラブ登場。「刑事定年」のときからファンだったの。ということで、描かれないかもしれないけど小池栄子VS菊地凛子VSシルビア・グラブという夢のオールスター戦も見たかった。

理想の結婚を成し遂げていたのが、和田義盛と巴御前だけであり、その二人が夫婦ではなかったあたりの事情もうまい。

……ということで本日の1曲はナイアガラトライアングルの「A面で恋をして」あれから40年なのか。まさかの江口寿史の絵で。夢のよう。

第35回「苦い盃」につづく

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