陰陽師的日常

読みながら歩き、歩きながら読む

業務連絡と無駄話

2008-07-18 23:11:17 | weblog
業務連絡です。
ほんとは今日ひとつサイトにアップしようと思って、ずっと書いていたログがあるのですが、もうちょっと書き直したいと思うので、今日は見送ることにします。
明日、アップしますので、またそのときに見に来てくださいね。

このあいだから寝る前にアレッサンドロ・マンゾーニの『いいなづけ 17世紀ミラーノの物語』を読んでいるのですが、19世紀の大河小説は悠々とせかずあわてず、ロンバルディア地方の情景描写も延々と続いて、数ページもいかないうちに、手から本が落ちてしまい、一種の催眠剤の役割を果たしてくれる本になってます。そのうちにもう少しおもしろくなってくるのかもしれないのだけれど。

ナタリア・ギンズブルグの『マンゾーニ家の人々』には、このアレッサンドロ・マンゾーニが「一九世紀イタリア統一運動を精神的に支えた国民的作家」として出てきます。そうしてイタリアではダンテの『神曲』と並んでこの『いいなづけ』がかならずあるのだそうです。

どちらの本も、現代の日本で生活しているわたしとしてみれば、かならずしも読みやすい本ではないのだけれど、現代のイタリア人にとってはどうなのかなあと思います。日本で言うと馬琴の『南総里見八犬伝』にあたるようなものなのでしょうか。『八犬伝』が各家庭にかならずある、とは思いにくいのですが(わたしの家にはありません)。

日本でいうと、あらゆる家庭にかならずある本って何でしょうね。
『家庭の医学』とか『広辞苑』とか、そんなものなのかなあ。

何か頭が疲れてとりとめもないことを書いてしまいました。
明日はがんばってちゃんとしたのをサイトにアップしますので、またよろしく。