陰陽師的日常

読みながら歩き、歩きながら読む

復帰のお知らせ

2007-03-21 22:36:05 | weblog
おひさしぶりです。
まだ頭がふらふらする感じとか、節々の痛みとか、しつこい咳とかは残っているのですが、今日からなんとか普通の生活に戻ることができました。

気にかけてくださったかた、どうもありがとうございました。

土曜日の朝、病院に行って検査をしたらやはりインフルエンザということがわかったんです。
そのときに、お医者さんから、タミフルが原因かどうかは不明だけれどかくかくしかじかの事故がいくつか報告されているんです、ただ、××さんぐらいの年代の人は、ほとんど関係ないといっていいでしょう、で、タミフルどうします? と聞かれました。

どうもこのところ何年も連続してインフルエンザに罹って、三年前ぐらいから飲んでいるわたしの感覚だと、ああ、タミフル、飲んで良かったなあ、という実感がないんです。せいぜい一日短くなるぐらいかなー、という感じ。熱だってそれほど変わらないし、劇的な効果というのがよくわからない(もちろん人によってちがいがあるんでしょうが)。
そういうことをお医者さんに言いました。
そしたらお医者さんも、確かに期間が短くなるといっても24時間ぐらいですね、という。
じゃ、そのぐらいだったらいいです、必要ありません、といって、タミフルはもらわず、アレルギー関係の薬と、二次感染を抑えるための抗生物質だけもらって帰ってきました。

もういったん病気になってしまったら、あきらめて、良くなるのをひたすら待ちながら、延々と眠り続けるしかできることはありません。
だから、まあよく寝ました。

でもやはり病気の効用はあるのだな、と思いました。
こんな機会でもなかったら、そこまで思いっきり体を休めるということもないわけです。

わたしたちはある種の症状が出ると、たとえば熱とか、痛みとか、吐き気とか、どうしてもそこばっかりが気になって、それをなんとか解消しようと思ってしまうのだけれど、体がその症状を出すことを必要としているから、という側面があると思うんです。
だから、その症状を出す必要がある期間というのは受け入れなきゃいけないんじゃないか。
そんなことを思ったりしました。
もちろんそれはいちがいに言えることではないのでしょうが。

寝ていると、ベランダで「ピーヤー、ピーヤー」と鳴く声が聞こえてきました。
見るとナツメの細い枝(直径1cmもないぐらいです)にヒヨドリが止まっている。細い枝が折れそうにしなっています。もう一羽のヒヨドリは、ベランダの手すりに止まり、なんとなく心配そうにもう一羽を見ている。
どうやら新居を探しに来たヒヨドリのカップルみたいでした。
いくら大きくなったといっても、鉢植えのナツメですから、巣を作るにはどう考えてもムリがあるんですが、ヒヨドリの片方はえらく気に入ったようで、しきりに枝を移っていました。

インフルエンザにならなかったら、こんなに近くで長いこと見ることもできなかったなあ、なんて思いました。

ということで、またよろしく。
休んでいるあいだ、のぞきにきてくださったかた、ごめんなさい。
これからまた書いていきますので、遊びに来てくださいね。