喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

さよならするのは誰なのか

2014-12-04 02:11:31 | ドラマ・演劇感想
「さよなら私」は本当に面白いなあ。ドラマを欠かさず見るって久々かも。


さて、友美と薫、戻っちゃいましたね。最終回は悲しい別れがありそうで・・辛い。でもねあそこで入れ替わったままだとしたら薫が納得しても友美は辛い。たとえ心が残っていても体は薫だから息子にとっては【最近よく来るようになったママの友達】でしかない。だったらわずかな時間しか残されてなくても母親としての本当の自分で健斗君を愛したいって思うんじゃないかな。

永作さんの透明感が友美の儚さを強調させるようで来週は涙なしでは見られないかも覚悟しておこう。

で、ですね春子との会話でアホの子っぷりを指摘された夫、洋介なんですが・・・この人やっぱり憎めない。だって本気で自分は二人の女性を幸せに出来るって信じてるもの。ここまで突き抜けてると逆にアッパレですよ。

妻の親友とその家族と一緒に暮らすのも難なく受け入れているし、無理してる様子もない。罪の意識を感じていないと怒ってる方もいるみたいですが、薫だって親友の夫と知ってもずるずる関係を続けてたわけだからそこはお互い様なんじゃないですかね。友美には気の毒だけど。

しかし世の奥様視聴者の大半を敵に回しているといっても過言ではない洋介さん。やはり何らかの報いはうけるだろう、そうでなきゃ友美は死ぬのに自分は薫と健斗と生きてくって虫が良すぎないかってなりそうです。

ただ、もし洋介さんが女として二人だけを一番愛してるとしたら、性愛の方で薫、情愛の方で友美と天秤を取ることで自分のアイデンティを保っているとしたら、その一つを失った時に彼は何かが壊れる気もするんですよね。そして女二人は明らかに友愛を越えていて洋介さんがその事に気付いているような・・・

前にも書いたけど白鳥である洋介さんは二人が自分の事を好きでいてくれたから水面下でもがきながら全力でいい男、いい夫であり続けた。(もちろん理想を押し付けたままで(笑))唯一誤算だったのが二人に自分を半分ずつ与えてしまったこと、友美には情を薫には性を。

両方バランスよくやればよかったのに結果として薫には体の関係としてしかない寂しさ、友美は女として見てくれない寂しさが残ってしまった。そして薫の一言で始まり入れ替わり、入れ替わったことで彼女たちは互いの寂しさを理解して絆がより深まった。6話でいけしゃあしゃあと洋介がすべて告白したけど、あれでもう彼女たちの中で洋介は一番ではなくなってると思うんですよ。薫は友美が一番で友美は健斗が一番、もう洋介がもがきながら優雅に泳ぐ必要はなくなりました。だって二人は水の底で彼を見てしまったのだから。こうなると男って滑稽です。だから憎めない。


でも「二人を幸せに出来る」と真剣に思ってた洋介さんです。本当にお馬鹿さん純粋な馬鹿男

最期は彼だって男を見せるんじゃないかなあ。

彼が二人の入れ替わりを知って最終的に下す決断、それは愛する人が受け入れるかによるかだけど・・・

病気の人に階段落ちなんてありえないとおもいつつ・・私のトンデモナイ最終回予想を書きます。



洋介と友美が入れ替わって友美(中→洋介)はこの世を去って洋介(中→友美)は薫と健斗と生きて行く。


絶対ないよなあー。洋介が申し出ても友美が断りそう。でもこのまま薫と洋介が結婚するとも思えない。

でも洋介さんの言動や行動から見るとありえそうなんだよなさてどうなるか。

想像するのは自由なんで来週の火曜日までいろいろ考えたいと思います。
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