日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

「水のぬるむや」1首

2017年03月20日 | 日記
 暖かさがひときわ進んだ日、いつもの川沿いを歩いていると、せせらぎの音が、これまでよりも耳の近くで鳴るように聞こえました。寒さがようやく去って、川の水が春の日に温んだからでしょうか、吹く風が緩やかになったからでしょうか、いいえ、暖かさで、体が緩んだのでしょう。

せせらぎの みみぎわになる ふゆさりて みずのぬるむや かぜのゆるむや
せゝらぎの 耳際に鳴る
冬去りて 水のぬるむや
風のゆるむや

(いつもあるく川のせせらぎの音が、これまでよりも耳の近くで鳴るように聞こえました。寒さがようやく去って、川の水が春の日に温んだからでしょうか、吹く風が緩やかになったからでしょうか、いいえ、暖かさで、体が緩んだのでしょう)

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