H公園にて。
今度は緑色地のクルマバッタモドキが飛び出してきました。芝地に着地したのですが,ここでは撮影に失敗。とにかくとても敏感なのです。それを追っていくうちにコンクリートの上に出ました。向こうには人影があって,さらに奥には建物や樹木があります。人は音楽を聴きながら,ステージでパフォーマンスをしています。なにかの練習のようです。それを見ている人からいろいろと感想やら注文やらが出ます。それらが大きな音になって辺りに響きます。とくべつ困った音というのでなく,生き生きとした感じがなにか頼もしく思えてきます。わたしにはバッタが耳を傾けているようにさえ感じられます。
それがこの写真の物語です。
クルマバッタは向きを変えました。左奥の山にポールが見えます。これはこの公園のシンボルです。ポールとバッタがなかよく写り込みました。
平日はじつののどかな雰囲気が漂います。その雰囲気に身を包まれるのは心地よいものです。