日が傾いた夕方近く。
畑でツチイナゴの成虫を見かけました。これはきっと,過日撮影した終齢幼虫が変態したものにちがいありません。動きが緩慢なのがなによりの証拠に見えます。警戒心がまるでなさそうなのです。下写真は西日を受けている姿です。
向きを反対側に変えました。
わたしは位置を変えて真逆光下で撮りました。
翌朝,朝食の食材野菜を採りに畑に行きました。すると,野菜を覆うネットの上にツチイナゴがじっとしていました。寒い夜,ここで過ごし,日を受けてからだを温めているのです。まだ体温が上がり切らないので,じつにゆったりとした様子です。モズにでも見つかったらたいへん。
田舎の風景には昆虫が似合います。身近な自然でも,動きのあるものは多少なりとも刺激的です。