自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22秋 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ ~

2022-11-03 | 昆虫

日が傾いた夕方近く。

畑でツチイナゴの成虫を見かけました。これはきっと,過日撮影した終齢幼虫が変態したものにちがいありません。動きが緩慢なのがなによりの証拠に見えます。警戒心がまるでなさそうなのです。下写真は西日を受けている姿です。

 

向きを反対側に変えました。

 

わたしは位置を変えて真逆光下で撮りました。

 

翌朝,朝食の食材野菜を採りに畑に行きました。すると,野菜を覆うネットの上にツチイナゴがじっとしていました。寒い夜,ここで過ごし,日を受けてからだを温めているのです。まだ体温が上がり切らないので,じつにゆったりとした様子です。モズにでも見つかったらたいへん。

 

田舎の風景には昆虫が似合います。身近な自然でも,動きのあるものは多少なりとも刺激的です。

 


コスモスのある風景

2022-11-03 | 

ネットで情報を得,コスモスの植わる休耕田を訪れました。

天気はばっちり! 花もばっちり! 広い田一枚がコスモスのお花田んぼ。これを一人で眺めるって,なんとも贅沢。目が癒され,こころが洗われる,そんな感じです。感じだけでなく,実際うっとりなのです。もしわたしの他に人影があったら,そうはいかなかったでしょう。田舎のこと,わたし以外に人影なし。

こんな赤い風景を写したのはほんとうに久しぶり。

 

遠くで,雲が花を引き立てているような。

 

この田,90歳を超す高齢の方が耕作されているのだそう。守りするのがたいへんで,思い切ってコスモス田にされたとか。田舎の暮らしはゆったりしていますが,高齢化が数々の課題となって押し寄せています。わたしの周りもまたそうです。

ここでコスモスを写しても,こころからスカッとするわけにはいきません。