コブシの葉を見ていたら,葉裏にスズバチの巣が付いていました。スズバチはドロバチ科のなかま。「葉につくるなんてめずらしいや」。そう思って,さっそく記録写真を撮りました。
まだ蓋をしていないので,巣は未完成です。なんとか中が窺えるようにと思って,レンズの向きを考えて撮りました。
すると,孵化した幼虫が食べるようにと入れられているイモムシがたしかに見えました。何匹入っているのでしょう。イモムシは死んでいるのではなく,麻痺状態です。生であるということが餌としては大事になってきます。
卵はもう産み付けられているのでしょうか。この後,蓋をしたら完結。
数日後に確認した巣です。中に卵が入っているのです。
推移を外から想像するだけでは根掘り葉掘りとはいきません。やはり生態をくわしく観察しておかなくては,観察の醍醐味がありません。それに科学的な姿勢としては客観的事実をこの目で確かめておくのがたいせつかと思うのです。
いずれ,壁を割って中を見ようと思います。その後の経過なのですが,いのちを大事にしなくちゃなりませんから羽化まで見届けるつもりです。