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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キクと昆虫たち(10)

2016-11-18 | 昆虫と花

白菊の花が開き始めました。早朝,そこにいたのがホソハリカメムシ。イネやマメ科植物を食害する害虫らしいです。では,この花にいた理由はさて? 


葉にいたのがヒメカゲロウ。体長10mm。長い触角と,茶褐色の薄い翅が特徴です。幼虫はアブラムシを食する益虫ということです。このキクに幼虫がいたのかも。では,この成虫はなにを食しているのでしょうか。 

 
真正面から撮りました。触覚が顔の前にあるため,表情がわかりづらくなっています。この写真からだけでは,昆虫の正体がよくわからないほどです。

 


大きくなったクロヒラタアブの幼虫がいました。茎を抱え込む格好でアブラムシが来るのを待ち伏せているように見えました。たまに見かける姿勢です。幼虫の体内の複雑なこと!


この格好は柔らかなからだにぴったり。こうしておれば,ここを通りかかるアブラムシがからだに触れ,それが皮膚感覚をとおして「あっ,獲物だ!」とわかるのでしょう。うまくできています。