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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キクと昆虫たち(4)

2016-11-01 | 昆虫と花

10月28日(金)。ごくごく小さなカメムシが蕾の上で口吻を突き立てていました。汁を吸っているのです。体長は5mm。ヒメアオナガカスミガメのようです。


あちこち探していると,どうやらこれの幼虫らしい個体が1つ。


アブラムシがいる茎は多くはありません。それで,ヒラタアブの卵がないか探してみました。すると,運よくクロヒラタアブの卵が1つ見つかりました。長さ1mm。よほど注意して見ないとわからない小ささです。ルーペで確かめるとまだ孵化していません。当分気にしておこうと思います。 

 
10月29日(土)。黄色っぽさが濃くなってきた感じがします。過去の観察例から判断すると,孵化に向け確かな変化といえます。


10月30日(日)。
シルビアシジミが休んでいました。指を触れてもじっとしたまま。早朝で,体温が上がらないので活動に移れないのです。それで,接写をさせてもらうことに。


からだを覆う毛はこのチョウもまことに立派。脚だって堂々としたもの。 

 
正面から見ると,両眼に目が引き付けられます。両方を合わせると球になります。視野角の大きさが想像できます。

 
オンブバッタも低温のせいで,動けないまま。もう繁殖の時期が過ぎたとでもいった様子。


この日,クロヒラタアブの卵に大変化が起こりました。その記事は次回に。  

 


イノコズチの葉と昆虫(4)

2016-11-01 | 昆虫と花

幼虫が葉の中に入って巣をつくり,それが落下。その日から4,5日が経ちました。まだ,あちこちに新しい巣が落ちています。そのいくつかを入れて撮ったのが下写真です。

 


中がどうなっているのか,気になります。もちろん,幼虫には迷惑に違いありませんが,生態を記録するには確かめるほかありません。それで,開けてみると……。幼虫のまま丸まっていました。2つ開けたうち,1つはじっとしていました。


もう1つは間もなく歩き出しました。ゴメン,ゴメン。


さあ,いつになったら蛹化するのやら。