10月28日(金)。ごくごく小さなカメムシが蕾の上で口吻を突き立てていました。汁を吸っているのです。体長は5mm。ヒメアオナガカスミガメのようです。
あちこち探していると,どうやらこれの幼虫らしい個体が1つ。
アブラムシがいる茎は多くはありません。それで,ヒラタアブの卵がないか探してみました。すると,運よくクロヒラタアブの卵が1つ見つかりました。長さ1mm。よほど注意して見ないとわからない小ささです。ルーペで確かめるとまだ孵化していません。当分気にしておこうと思います。
10月29日(土)。黄色っぽさが濃くなってきた感じがします。過去の観察例から判断すると,孵化に向け確かな変化といえます。
10月30日(日)。シルビアシジミが休んでいました。指を触れてもじっとしたまま。早朝で,体温が上がらないので活動に移れないのです。それで,接写をさせてもらうことに。
からだを覆う毛はこのチョウもまことに立派。脚だって堂々としたもの。
正面から見ると,両眼に目が引き付けられます。両方を合わせると球になります。視野角の大きさが想像できます。
オンブバッタも低温のせいで,動けないまま。もう繁殖の時期が過ぎたとでもいった様子。
この日,クロヒラタアブの卵に大変化が起こりました。その記事は次回に。