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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

レモンの実り,思いのほか

2016-11-21 | 随想

畑に植えているレモンの木の話です。

春,結実している様子を見ると,ずいぶん少ないなあという印象でした。さっぱりダメだなと思っていたのです。ところが,秋の深まりとともに色づき始めると,葉の間からあちこちに黄が点在していて,意外に量が多そう。


よく見て行くと,木の内側ともいってもよい箇所,つまり外からは死角になっている枝の内側にかたまって生っていたのでした。

粒はそれぞれなかなか充実していて,大きなサイズです。


「知らなかったあ! これはありがたい!」とうれしく感じた次第です。

レモンがたくさんあっても困るという方があります。我が家では例年知人に多くを配ります。中にはレモンが大好きという方があって,とくべつの包装をして10個プレゼントすることもあります。10人に届けると,それだけで100個使います。家でもかなり使うので,重宝にしています。

近くの方が,このレモンを見て「大きめの,良い実や。売ってあげるで」とおっしゃいました。その方は農作物直売所に自家産の野菜・果実を持ち込んでおられ,地域ではよく知られています。その目で一定の評価がいただけたのですから,ありがたいものです。

2月,寒肥を施肥した効果もあったようです。自然は正直なもので,期待に応えてくれたのでしょう。我が家の,実りの秋を締めくくる果実の1つがこのレモンです。