古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

排水工事の目途はつきました。

2019年05月03日 23時10分18秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴはしっかり実がついています。

 これが数日で赤くなります。道子さんは「こんなにエネルギーをかけたことないわ」といいながら、きのうは一日かけてイチゴの作業をしました。
 120株のイチゴすべてを点検して、汚れた葉/枯れた葉/イチゴになりそうにない実/を取り除きます。今年は花が多いので摘果もします。道子さんによると、大きな花は大きな実になり、小さい花は小さい実になるそうです。小さい花を摘果します。去年までは摘果しなかったけど、今年は摘果が必要です。
 地面にしゃがみ込んで一株ずつ調べていく根気のいる仕事です。手伝うこともできません。
 ご苦労さまです。
 ぼくは畑の隅の排水工事をしました。セメント工事で排水溝をつくるつもりでしたが、取り掛かってみると次々と考えが浮かんできます。フェンスの支柱は、途中は土の斜面に打ち込んであります。あまり荷重をかけられません。しかし隅の支柱はセメントで固めてあります。そこで支柱を頼りにして、写真のように畝を伸ばしました。突き当りのブロックと畝の間に雨水が流れるようにします。

 たったこれだけの工事ですが、小屋から木材や工具を取ってきたり、必要なネジを取りに行ったりします。足を引きずりながらゆっくり歩きます。時間がかかります。前の自分では考えられないペースで、仕事が進みます。そのペースに、心が慣れてきました。
 焦りも達観もなく、ただ目の前の仕事を、少しずつこなしていく。

 母の葬儀から49日。きのうは果物のお供えを買って、お経をあげました。CDを入手したので、音を聴き、お経を見て、声を出して、道子さんのリードについていきました。
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フェンス外の草を刈りました。

2019年05月03日 01時51分52秒 | 古希からの田舎暮らし
 オオデマリの花盛りです。

「畳の部屋の窓から眺めてる写真を撮ろうか」と道子さんにきいたら「いらない」って。でも近隣で一番の枝ぶりと咲き方です。道子さんはとてもうれしそうに眺めます。
 さて、一昨日は「安全ベルトらしきものをつくろう」とホームセンターに買い物に出掛けました。どうしてそんなものが必要か。

 この斜面の草を刈るためです。「防草シートを張って草が生えないようにしよう」と去年の秋から思っていました。しかしグズグズしているうちに草が伸びてしまいました。いまの写真を見るとカラスノエンドウや笹やヨモギがしっかり伸びています。
 フェンスの外に出て、幅30センチほどの石垣の上を歩いて、草を刈らねばなりません。石垣は高さ2メートルくらいかな。もともとは湿地でしたがいまは丈の高い笹が生い茂っています。落ちても死ぬことはありませんし、大きな怪我をすることもないでしょう。
 80歳を越すと筋力が落ちます。グラついたときに姿勢を立て直すネバリがなくなります。グラついたらそのまま、モノが倒れるように「ポテッ!」と倒れてしまいます。落ちて這い上がる筋力もなくなります。それと草むらにはマムシがいます。死にはしないだろうけど入院が必要です。
 あれこれ心配するとキリがない。
 そこで自作の命綱を腰につけて、道子さんにフェンスの内側から綱を持ってもらって、草刈り機で草を刈りました。足を引きずりながら。バランスはとりにくい。でもなんとか刈った。ヤレヤレヤレ!!

 草が乾いたら集めて、防草シートを早めに張ります。
 草刈りはわずかな時間でしたが、大仕事をした気分です。

 道子さんは今年1月に、2つの四斗樽に仕込んだ味噌を、別の容器に小分けしました。米麹24キロ煮た大豆24キロと塩で50キロの味噌ができつつあります。新味噌はふつう秋から食べはじめるのですが、うちでは5月から食べます。これがまた、実に美味しい。
 あちこちにあげたり、子たち孫たちが持ち帰ったりしてこの10年ほど消費してきました。
 しかし下の畑はお返ししました。大豆は少ししか作れません。これからは味噌の仕込みも自家分だけになります。苦労しながら毎年作ってきて、有終の美を飾りつつあるところです。

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