古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ウッドデッキに出るのも寒くて……。

2010年12月25日 02時39分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 22日は冬至でしたが、朝は曇っていて太陽が見えませんでした。それで翌日撮ったのがこの写真です。まだ太陽は出ていません。太陽が一番南寄りの山から出るので、三年前ウッドデッキの床にマジックで出た方向を書きました。でも今年は寒いからデッキに出ず、窓を開けて写真を撮っただけです。
 我が家のウッドデッキは東を向いています。ですから板を止めた釘の列が真東を指し、冬至と夏至に太陽の昇る方向がちょうど左右対称になります。その方向をマークして日の出時間を書いているのですが、毎年同じで宇宙の運行の確かさになんとなく安心します。
 それにしてもこの景色。近くに、うちの村の家家が田んぼに囲まれてほどよく散らばり、小さいながら鎮守の森があり、もやの向こうのなだらかな山すそには向かいの村がある。
 何気なく毎朝この景色を見ていますが、無言の「いいなあ」という感嘆がこころにわきます。
 玄関を開け新聞を取りに出て、朝日の当たる裏山とすっかり葉の落ちたクヌギやコナラの高い幹を見上げます。竹薮の竹をすっかり切ったスペースにはいろんな小鳥がやってきます。気が向けばきょうも竹を切って里山らしくしよう、と気持ちがうごきます。
 特別な趣味があるわけでなく、ただ田舎の景色にかこまれ、広めの家庭菜園をつくって、のんびり暮らそうとはじめた田舎暮らしですが、いまでは「この空気感が自分の本来の居場所で、あちこち動こうとは思わない」気がしています。もし街で暮らしていたら、今日もどこかに出掛けてみようと思うかもしれません。なにしろ落着きのないぼくのことですから。
 田舎暮らしをしてよかった、それにしても四年前というのはぎりぎりのタイムリミットだったなー、とこたつにあたりながら思い返しています。
 
コメント (2)
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