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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

レンゲ畑が冬を越します。

2010年12月22日 00時53分34秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 写真は我が家のレンゲ畑です。うちのだけでなく口吉川町内のならよく軽トラックで走って様子を見るのですが、レンゲ畑を見かけることはまずありません。2009年の4月に奈良を旅したときも、二日間田園風景を見ながらドライブしましたが、レンゲ畑を見たのは二反ほどの田んぼ一面だけでした。幼い頃を思い出すツールとしてレンゲ畑は手軽につくれるのに、いまでは幻になっています。
 でも五月のゴールデンウイークに孫たちにレンゲ畑を体験してもらおうと、サツマイモを掘った跡にレンゲを蒔きました。6メートル×20メートルほどの畑ですが、少しはレンゲ畑の情緒が味わえるでしょう。
 一昨年(2008年)もレンゲ畑を少しつくったのですが、このときはレンゲの間にギシギシがあちこち生えて、それにアブラムシがつくので5月初めに刈ってしまいました。そのレンゲを梳き込もうと枯れたレンゲの下を見たら、夜盗虫がいっぱい隠れています。そこでレンゲは集めて燃やし、夜盗虫は拾い集めて火葬しました。そして去年はレンゲ畑をつくりませんでした。
 柴犬を連れ、長い杖を持って散歩する人に「わしゃ毎日レンゲ畑を見るのをたのしみにしとったのに、刈ってしもたんやな。きれーかったのに」と声を掛けられましたが、来年はあの村人にもレンゲ畑をたのしんでもらいましょう。
 レンゲは種だけを蒔いても土をかぶせないと風に飛んでしまったり乾燥して出芽しません。そこで道子さんはサツマイモを掘った跡の畑をならして、土と混ぜて条蒔きにしました。写真で盛り上がっているのが蒔いたところです。伸びると全体がレンゲ畑になります。蒔いたあと水やりを心掛けたので数日で生えてきました。
 中央に生えていないところがありますが、ここにはシモン一号を植えていました。今年は10本だけつくったのですが、出来が悪くて11月の初めまで待って掘りました。しかしほとんど収穫はありませんでした。そのあとすぐにレンゲの種を蒔いたのですが、こちらは生えてきません。レンゲは15度から20度が発芽の適温だそうで、11月からは寒い日が多くて出芽しませんでした。レンゲはやはり10月中頃までに蒔くのがいいようです。なおレンゲ畑は菜の花で縁取りしています。花の時期はずれますがこちらはお彼岸の墓参りの人にたのしんでもらえそうです。
 そうそう、夏にブログで紹介した《最強の雑草・ハマスゲ》ですが、いまは「もう滅んでしまったか」と思うほど姿を見なくなりました。でも地面を10センチも掘るとあの《香附子》(こうぶし)がちゃんとひそんで夏を待っています。ハマスゲとは来年も対決しなければなりません。
 レンゲは芽を出してしまえば寒さに強い植物です。来年の春の花をミツバチとともに待つことにします。
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