hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

動機付け

2006-09-27 10:58:07 | 日常
昨日から風邪をこじらせたようで鼻水がとまらない。季節の変わり目にはいつもこうなる。
この時期は、受験生含む学生は進路を具体的に決めていく時期のようで、レッスンの傍らによく身の上話に発展する。
基本的に各々の希望を尊重するようにしている。がんばってほしいものだ。

がんばるといっても、音楽を勉強していく上で最も重要なことは「感動する」ことと「好奇心」また「いつも楽しんでいる」ということが必要で、少しでも苦痛やストレスを感じたり、何かの犠牲の上に音楽しようと思うのであれば、がんばらないほうが良い。
それらの動機付けを分析した上で「練習」という行為が成り立つのだ。ただ練習するだけではモチベーションを維持できない。

音楽を楽しむこと自体は誰でもできるが、その音楽を創りだし、さらにそれを売り物にするのであれば、かなりひねくれた思考が必要になる。

芸能人含め、「遊び」を職業にしている巨匠を観察してみると、まず子供のようにバイタリティーがすさまじく、何に取り組んでも熱心だ。その根底にはこの動機付けがあるのではないだろうか。

写真はとあるホテルの一室で。クローゼットで遮音しながらの練習。

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